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格闘技・プロレス

長州との激闘は今も色褪せない。新日本プロレス50周年記念で“創立メンバー”藤波辰爾が語った新日への愛

どら増田

2022.03.06

 1999年6月に新日本の社長に就任した藤波。彼はこの時期を「悪夢の5年間」と話している。離脱者が多く出るなど、新日本にとって波乱の時期で長きに渡り低迷を招いてしまったからだ。

 そんな藤波も2006年に新日本を退団した。創立メンバーで、日本プロレスから新日本旗揚げに参加してからは、新日本一筋で来ていただけに、「自分でも辞める日が来るとは思わなかった」と語る。

 その後、無我を経て、ドラディションを旗揚げした藤波だが、いまなお新日本プロレス愛は不変である。あるとき、「新日本の試合は見たりするんですか?」と聞くと、「深夜のハイライトのテレビは見てますよ」と答えてくれた。

 WWE殿堂入りをするなど新日本退団後も輝かしい経歴を作ってきた藤波。ゆえに先日の日本武道館大会で記念マッチながら、現在の新日本のメインでオカダ・カズチカ、棚橋弘至とのトリオを結成してしまうとは、本人も夢にも思わなかっただろう。

 古巣のリングにふたたび登場した藤波は、3.27大阪城ホール大会への参戦も決まっている。大阪城ホールといえば、前田日明との名勝負が印象深い会場だ。

「我々もいろんな形でサポートしていきたい」と誇らしげに語った“ドラゴン”には、往年のシンニチイズムを見せ続けてもらいたい。

※敬称略

取材・文●どら増田

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