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バレーボール

バレーVリーグ機構がプロ化も視野に新リーグ設立へ! 将来は最高で年間運営費6億円などの参加条件案に、撤退検討の企業も

北野正樹

2022.10.14

 そんな中で、新リーグ成否のカギを握るのが、今年9月30日にV機構の副会長に就任した大河正明氏。銀行マンからJリーグに転じた後、男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の発足に尽力、現在はびわこ成蹊スポーツ大学学長。
 
「7年前は、BリーグよりVリーグの方が上にいたが、短期間に地位が逆転した。逆に言えば本気になればバレーはバスケットボールの上に行ける可能性は十分にある。これまでの知識、経験を活かし、スピード感を持って会長を支えたい」と語る。

國分会長は「どういう形のリーグがバレーの将来に合っているのか。各チームが一体となってやっていくにはどういう形がいいのか、いろんな可能性を探っている段階。新リーグになっても、それがプロではなく、いろんな選択肢がある。ステップを踏んでしっかりと形を整え、最終的には男女ともに同じゴールを目指したい」と話しており、各チームと協議を重ねながら細部を詰めている。

94年のプロ化検討から、30年目にスタートする予定の新リーグ。Vリーグの健全な発展が日本代表の強化につながり、競技の普及が次世代を担う選手を生み、日本バレーを支える。
同じ目的を持つチームが足並みをそろえ、統一した運営を行うためにも新リーグは不可欠だ。ただ、関係者によると今回の構想を練ったワーキンググループに、下部リーグのV2、V3のチーム関係者は加わっていなかったといい、「V1リーグのための改革ではないか」との声も漏れる。

 V機構には、過去の〝失敗〟から学び、より丁寧な運営が求められる。

文●北野正樹(フリーライター)

【著者プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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