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バレーボール

「エクセレント!」「まさにオンファイヤー」と感嘆! 五輪王者フランスを土俵際まで追い詰めた日本に称賛の声【世界バレー】

THE DIGEST編集部

2022.09.06

五輪王者のフランスをあと一歩まで追い詰めた日本。今後へ期待を持たせる内容だった(写真は東京五輪時の石川祐希)。(C) Getty Images

五輪王者のフランスをあと一歩まで追い詰めた日本。今後へ期待を持たせる内容だった(写真は東京五輪時の石川祐希)。(C) Getty Images

 日本時間9月6日、国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する男子の『世界選手権』(スロベニア・ポーランド共催)で決勝トーナメントのラウンド16が行なわれ、世界ランク7位の日本代表が2位フランス代表と対戦。セットカウント2‐3(17-25、25-21、24-26、25-22、16-18)で大激戦の末に紙一重の差で敗れた。

【動画】五輪王者に肉薄するも惜敗! 日本代表がフランスに大善戦
 予選ラウンドをB組2位で決勝T進出を果たした日本代表。東京五輪金メダルのフランス代表との過去の対戦成績は23勝44敗で2017年以降は白星がない。直近の対戦は、6~7月に開催されたネーションズリーグ。石川祐希と西田有志を温存して臨んだ予選ラウンドと、石川が左足首の負傷で欠場した準々決勝で敗戦を喫した。その雪辱を果たすべく、アウトサイドヒッター主将・石川と高橋藍、オポジット西田、ミドルブロッカー小野寺大志と山内晶大、セッター関田誠大、リベロ山本智大のベストメンバーで大一番に挑んだ。

 第1セットを先取された日本だったが、第2セットは西田が打てば決まるの無双状態。さらに粘り強い守備で得点を重ねて、終始リードを保ったまま試合を振り出しに戻した。最大5点のビハインドを負った第3セットでは、好調な西田の連続得点、石川のエースとブロックなどで猛攻に転じる。だが、デュースに持ち込んだ後、2連続失点で惜しくも先行を許した。

 後がなくなり迎えた第4セットは石川と関田のエースなどで勢いよくスタートを切る。やや集中が途切れたか、中盤に攻撃のミスが続き4連続失点に見舞われる。すると、高橋が精度の高いサーブと見事なディグを連発し、それを石川が次々と得点。セットポイントを握ってからやや足踏みが見られたが、フルセットへ持ち込むことに成功した。

 運命の第5セットが始まると、高橋が切れのある攻撃でいきなり3得点。西田のバックアタックも決まり勢いに乗るかと思われたが、反撃に転じた相手にリードを奪われる。追いかける展開で突入した終盤、西田のブロックで同点に追いつき、関田の超速トスワークから石川がブロックアウトを決めてデュース。イアルバン・ヌガペトのアタックミスでマッチポイントを握る。しかし、これをものにできず。持ち前の粘り強さで相手のマッチポイントを回避するも、必死の守りで意地を見せた五輪王者に辛くも逃げ切られ、およそ2時間の激闘は幕を閉じた。
 
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