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バレーボール

世界へ挑むべく女子バレー眞鍋監督が欲した頼りになる男、“団長”の仕事ぶりとは?「五輪に向けた戦いはコートの上だけではありません」

北野正樹

2023.06.13

ネーションズリーグを戦う女子バレー日本代表。現在3勝1敗としている。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

ネーションズリーグを戦う女子バレー日本代表。現在3勝1敗としている。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 JVAの川合俊一会長とは、日体大で同級生。「1学年に70人以上部員がいて、実績のない私は屋外での9人制でレシーバー。インドアで活躍する超エリートの川合会長を応援する立場でした」という。席順が近く同じ寮生活を過ごしたことから仲がよく、今でもプライベートでは「シュンイチ」と呼ぶ。自身の若さを強調したい川合会長からは、様々な場所で「私の高校時代の恩師です(笑)」と紹介されるそうだ。
 
 川合会長がバレーの解説などで会場を訪れた際には取材を通して言葉を交わしていたが、タレントとしての仕事が多いためこれまでバレー界での接点は少なかった。

「たまたま、眞鍋監督から頼まれたので引き受けさせていただきました。まさか、川合会長と女子代表の団長として一緒に仕事をするとは思いませんでしたね」と井上さん。

 初めて携わる女子代表の世界。
「男子の(国際大会での)ノウハウは持っていますが、女子は勉強中です」といいながらも、「やることは男女とも同じ。コートの上だけが戦いではありません」と言い切る。
パリ五輪に向け、眞鍋監督率いる「火の鳥NIPPON」を全力で支える。

 日本女子はブラジルで開催される予選ラウンド第2週で、13日午後9時(日本時間14日午前9時)からのセルビアとの対戦を皮切りに、韓国(同16日午前5時30分)、ドイツ(同17日午前2時)、米国(同18日午前5時30分)と対戦。同第3週(バンコク)を経て、16チーム中、上位8チームで行なわれるファイナルラウンド進出が決まる。

取材・文●北野正樹

【著者プロフィール】
2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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