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格闘技・プロレス

「逃げるフルトン、追う井上尚弥」の構図か!? 日本ボクシング界の最高傑作は“難攻不落”の王者を倒し切れるのか

橋本宗洋

2023.07.25

 前に出て圧力をかけ、スピードとパワーの両輪で押し切りたい井上。一方のフルトンは井上の攻撃をかわし、いなしながらジワジワと自分の土俵に持ち込みたい。

 井上が早いラウンドでペースを掴み、圧倒する可能性もある。逆にラウンドを重ねるとフルトンがポイントを積み上げていくことになるかもしれない。
 
 気になるのは、やはり井上が階級を上げての初戦になることだ。もちろん強いことは間違いないのだが、スーパー・バンタム級での井上尚弥は実績として“未知数”なのである。

 バンタム級は118ポンド、53.52kg。スーパー・バンタム級は122ポンドで55.34kgとなる。その差は1.8kgほど。しかしその1.8kgとは、減量で絞りに絞った肉体の重さだ。ほんの数100gでも、ファイターのパワーや頑丈さ、その体感は大きく変わってくると言われる。

 実際、井上とフルトンには数字の面での差もある。フルトンの身長が169cmなのに対して井上は165cm。リーチはフルトン179cm、井上171cmである。
 
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