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モータースポーツ

好走するもオランダGP15位の角田裕毅、各国メディアの採点・評価は分かれ「“ヒーロー”と“ゼロ”の両方だった」

THE DIGEST編集部

2023.08.30

 スペインのF1専門サイト『F1i.com』は「7」の高得点を与え、「今週のユウキは、『ヒーロー』と『ゼロ(無)』の両方だった。金曜の練習ではドライコンディションで良いドライビングを見せ、両セッションでトップ10入りしたが、その業績はリカルドの負傷欠場とローソンの代替出場によって見過ごされてしまった」と綴り、以下のように続けた。
 
「予選では新たなチームメイトに対して力強くリードを保つも、彼はQ2を突破できずに14番手、3グリッド降格に……。日曜日はスタート時の雨とピットストップの後押しを受け、混乱の中から8番手に浮上して、路面が乾いた後、スリックタイヤでの長い走行を試み、47周目には4番手まで順位を上げた。しかし、その後はソフトタイヤが急速に劣化し、ライバルたちに次々と抜かれてレースは終了。2度目の大雨、赤旗の後でのウェットタイヤへの交換は遅すぎた」

 最後にイギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回も採点ではなくランキング形式でドライバーを評価しており、角田は14位。「予選でのチャンスを最大限に活かせなかったことに彼は失望したが、決勝ではオープニングラップでのピットストップにより、すぐにポイントを狙えるポジションに浮上した」という日本人ドライバーの結果を左右したのが戦略だったことを強調している。

「残念ながら、スリックタイヤに戻ってから最後まで走るという決断は、ポイントを獲得できたかもしれないレースを台無しにし、彼を後退させる結果となった。様々な要素があったが、戦略を改善すれば、ポイントを獲得できた可能性もあった」

構成●THE DIGEST編集部
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