専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

パリ行きを決めた「水球日本代表」を支える欧州組の一人、新田一景がオランダで目指すCLと五輪出場「レベルアップを感じてます」

中田徹

2023.12.08

 今の日本代表は攻撃的な守備をするチーム。新田は右サイドでプレーする。相手のエースと対峙するポジションだ。
 
「積極的な守備から攻撃に繋げるスタイルになったのが、自分が代表チームに入るきっかけになりました。僕の特徴はインターセプト。高校時代、マンツーマンではなく、相手選手の間にポジションを取って2人でボールを奪い切るディフェンスをしてました。そのときに培った感覚が今に生きてます」

 泳力も新田の武器。前からプレッシングすることで、日本はリスクを負って背後のスペースを敵に与える。相手はそのスペースを突いて攻めてくる。しかし、新田がスピードとスタミナを生かしてボールを拾う。

「スタミナには自信がある。UZSCでもブルボンKZでも、自分が一番泳いでいるという肌感覚があります。
 日本はヨーロッパの選手たちの体格に勝てないので、体をぶつけてマンツーマンで守るより、一つ賢い守り方をしないといけない。そういう考え方から、前からプレッシングして背後に敵を誘う守備をしています」

 来年2月、カタール・ドーハで世界選手権が開催される。目標はベスト8以上。

「日本はこれまで決勝トーナメント1回戦止まりで『ベスト8の壁』をまだ破れていないんです。セルビアはリオ、東京と2大会続けて五輪で金メダルをとっている国。そんな国を相手に福岡世界水泳では2ピリオドを終えた時点で1点差だったが、3ピリオド目で崩れてしまった。そういう負け方が多かったので、そこを改善してまずはベスト8以上を目指し、金メダルを狙っています」

取材・文●中田徹

【関連記事】「犬に引っ掻かれたようだ」水球豪選手の胸には複数の“傷跡”。中国戦後に披露した動画が波紋「酷い話だ」【世界水泳】

「泣くわけにはいかない。でも彼女を見たら…」池江璃花子と“感涙抱擁”の張雨霏が中国メディアに激白! アジア以外にも反響続々【アジア大会】

【関連記事】「めったに涙を見せない!」池江璃花子と張雨霏が交わした“美しき抱擁”に中国メディアも感銘!「スポーツは素晴らしい」【アジア大会】

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号