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モータースポーツ

15年ぶりにF1で日本人代表が誕生! ハース小松礼雄氏に期待の声が上がる一方、新生チームを懸念する向きも

THE DIGEST編集部

2024.01.15

 続いて同メディアは、テクニカルディレクターのシモーネ・レスタが古巣のフェラーリに復帰するとの報も流れており、「チームの将来の開発計画においても重要な懸念事項である」と指摘。予選の1周では好タイムを出せるものの、タイヤのデグラデーションの酷さとレースペースの欠如という昨季来の車の弱点を改善してレース結果を追求していく上で、大きな不安材料となるかもしれない。
 
 また、経験を重視したニコ・ヒュルケンベルクとケビン・マグヌッセンのドライバーラインナップについても、「アメリカ籍チームは決断を下さなければならない。チームに不確実な要素が多い中で、ドライバーの顔ぶれについては安定性を選択するのか、2025年以降に向けて抜本的な変化を起こすのか?」という判断を迫られることになるという。

 さらに厳しい主張を展開したのはオランダのF1専門サイト『GPBLOG』で、こちらはハースが「資金を含めた非常に限られたリソースの中、ドライバーにとって魅力的な環境ではなく、小松代表のリーダーシップの下でも台頭する可能性は低い」「長期的にF1に残留するというハース会長の意向とフェラーリへの過剰な依存は矛盾している」と酷評し、F1参戦を希望するアンドレッティ(とゼネラルモーターズ)にチームを売却するべきとの結論を下している。

 日本人としての快挙を成し遂げた一方で、前途には様々な障壁が待ち構えていると多くのメディアから指摘される中、小松代表に率いられる新生ハースが2024シーズンをどのように過ごすのか、注意深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部
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