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モータースポーツ

F1角田裕毅、「2024年は正念場」と専門メディア。残留ではなくステップアップのために「実力を示す必要がある」と指摘

THE DIGEST編集部

2024.01.13

2024年もアルファタウリのマシンを操る角田。飛躍の年とできるか。(C) Getty Images

2024年もアルファタウリのマシンを操る角田。飛躍の年とできるか。(C) Getty Images

 2月末に開幕するF1の新たなシーズン、各ドライバーが注目を浴びることになるが、その中でもとりわけ多くのスポットライトを当てられるであろう存在を、各国メディアが様々な視点から挙げている。

 イギリスのモータースポーツ専門サイト『RACEFANS』は、「2024年に最も実力を証明しなければならない6人」と題した記事で、現在のシートを守るため、あるいは新たに他チームのシートを狙う上で今季が正念場となるドライバーを取り上げた。
 
 いずれも今季で契約満了となる者ばかりで、まずは昨季ルーキーということでミスも含めて未熟さが目立ったローガン・サージェント(ウィリアムズ)、チャンピオンシップ19位に終わったケビン・マグヌッセン(ハース)、安定感はあるもののインパクトに欠けるジョウ・グァンユ(アルファロメオ)の名前が挙げられた。

 また、昨季はミスもあってチームメイトのマックス・フェルスタッペンに大きく引き離され、その去就が話題の的となったレッドブルのセルジオ・ペレスも、当然と言うべきかこれに含まれた。続いて、このメキシコ人がシートを失った場合にその後釜の座を狙うライバルとして、アルファタウリのダニエル・リカルド、そして角田裕毅が登場している。

 F1でのキャリア3年目を過ごした昨季の角田は、性能が他より劣る「AT04」の力を十分に引き出して序盤から入賞、もしくは入賞圏内に肉迫し、2度もチームメイトが変わる変則的な状況下でも優位性を保って、アップデートが奏功した終盤の5戦では計14ポイントを獲得。チーム初となるスプリントでの入賞や日本人ドライバー3人目のファステストラップ記録、ドライバー・オブ・ザ・デイ選出など、多くの“勲章”を手にした。

 目に見える成長を遂げた日本人ドライバーについて、同メディアも「ユウキは、レッドブルのセカンドチームにおいて4年連続のシーズンを迎えるという、特別な名誉を授与されました。2023年、この23歳の若者はそれまでのシーズンで見せた幾つものミスを克服したようだ」とポジティブに評した後、彼が来るシーズンで「証明すべきこと」を以下のように指摘している。

「昨季後半、チームのために幾つかの重要なポイントを獲得することに成功した角田だが、今季は彼がマックス・フェルスタッペンと同じチームで争うべきだとレッドブルに納得させるための、最後の機会となる可能性が高い。そして、それを達成するためには、リカルドとのチーム内対決で明確な勝者とならなければならない」

 
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