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バレーボール

石川祐希、アタック決定率「36%」と苦戦。ミラノは敗れ1勝2敗の窮地に...。指揮官は「誰にでも起き得ること」と前向き!【現地取材】

佳子S.バディアーリ

2024.04.09

 石川は10得点(アタック9、エース1)。アタック決定率は先発出場した今季リーグ全26試合で5回目の40%以下(36%)に留まり、第2、第4セットで途中交代するなど、ペルージャ戦で稀に見る低調ぶりだった。チームとしては、ペルージャがブロック14、ミラノは6。ブレーク数でもペルージャの31に対して約半分の15と水をあけられた。

 試合後のコートでピアッツァ監督に話を聞くと、「まずはミラノが存在感を示した。ペルージャは危機感を感じてコートに立ち始め、我々は相手がしたように仕切り直すことができなかった。相手の技術や戦術は大きな問題ではなく、ボールをつなぐこと、プレーをやり切ることへの意欲の差が違いを生んだ」とコメント。「確かに今日は第1戦のミラノではなく、第2戦のミラノでもなかった。レベルを維持して最後まで戦い抜くために、本来のバイタリティーと闘志を蘇らせて臨まなければならない」と次戦を見据えた。
 
 第5セットで石川の被ブロックが3打連続したシーンについて、解説を務めた元イタリア代表のアンドレア・ルッケッタ氏に問うと、「あの場面は、セットの高さやスピード、ブロックを予測したディフェンスなど複合的な要因があった。ユウキにできたのは打ち切ることだけだった」と擁護。フィジカル面が気になり、監督に尋ねると、「ユウキのコンディションは至って良好だよ。今日はたまたま調子が上がらなかっただけで、誰にでも起き得ること。それは、彼のようなトッププレーヤーにとっても例外じゃないのさ」と話し、安心しろ!とばかりに肩を叩いてくれた。

 準決勝のもう1試合は、高橋藍が試合最多25得点の活躍を見せた5位モンツァが、フルセットの末に首位トレントを下して1勝2敗とした。

 中3日でホームでの第4戦(日本時間4月12日午前3時30分開始予定)に挑むミラノ。石川の復調と観客の応援を力に正念場を乗り越え、昨季を越える舞台へ近づくことを期待したい。

取材・文●佳子S.バディアーリ

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