――今年はパリ五輪の主力2人、関田誠大選手と西田有志選手が不在。そこに誰が割って入るでしょうか?
「まあ、そうですね。セッターは、大宅真樹選手と永露元稀選手や、下川諒選手と山本龍選手も招集されて、まだどうなるかは分からないですけど、僕は大宅選手と同級生なので個人的に頑張ってほしいなあって思っています。日本では何度も優勝を経験してる選手の一人で、セカンドに甘んじるつもりはなく今年はメインセッターを狙いに行くと思うので、その頑張りにやはり期待をしたいなと思っています」
「西田選手に関しては今年の代表活動を休養すると公言しているので、その分、宮浦選手に機会が回ってくる。戻ってきた時に、宮浦選手の方が良くなっている可能性も充分あります。代表での経験は結構大事なものだと僕は思っているんですが、西田選手はそれも分かって決断したはずなので僕が言うことは特にないです。今年は今のメンバーで戦う。宮浦選手に頑張ってもらいたいと思っています」
――昨年銀メダルのVNL、加えて世界選手権が控える今回の代表シーズンですが、抱負は?
「もちろんVNLだったり、世界選手権で一番良い色のメダルが取れることが理想ですけど、新体制になってそんなすぐにうまくいかないと思うので。それでもどんな状況であれ、ベスト4には常に歩を進められるチームになりたいと思っています。やっぱりロス五輪でメダルを獲りに行くのであれば、どの大会でもベスト4入りするチームにはなっていたいというのが、僕の個人的な理想です。それを念頭に置きつつ、新体制になって初年なので、とにかく様子を見ながら戦っていきたいと思います」
石川の言葉を追いながら取材席で観た様々なシーンが思い浮ぶと同時に、来シーズンへの期待を大いに膨らませてくれたインタビューだった。
2024-25クラブシーズン最後の記事に寄せて、忘れられないシーズン中のエピソードを記したい。ペルージャで、ある日本のメディア関係者と話をする機会があった。MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手やサッカー・プレミアリーグのブライトンに所属する三笘薫選手ら、海外で活躍する日本人トップアスリートの取材をされている方で、海外バレーボールは初取材だった。試合だけでなくトレーニングも見学したと聞き、世界で一流と認められるアスリートを至近距離で見続けてきた人物の目に、「背番号14がどう映ったのか?」を知りたくて、その印象を尋ねた。
「所作が違う」
最上級の賛辞が凝縮された一言が、今も頭から離れない。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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「まあ、そうですね。セッターは、大宅真樹選手と永露元稀選手や、下川諒選手と山本龍選手も招集されて、まだどうなるかは分からないですけど、僕は大宅選手と同級生なので個人的に頑張ってほしいなあって思っています。日本では何度も優勝を経験してる選手の一人で、セカンドに甘んじるつもりはなく今年はメインセッターを狙いに行くと思うので、その頑張りにやはり期待をしたいなと思っています」
「西田選手に関しては今年の代表活動を休養すると公言しているので、その分、宮浦選手に機会が回ってくる。戻ってきた時に、宮浦選手の方が良くなっている可能性も充分あります。代表での経験は結構大事なものだと僕は思っているんですが、西田選手はそれも分かって決断したはずなので僕が言うことは特にないです。今年は今のメンバーで戦う。宮浦選手に頑張ってもらいたいと思っています」
――昨年銀メダルのVNL、加えて世界選手権が控える今回の代表シーズンですが、抱負は?
「もちろんVNLだったり、世界選手権で一番良い色のメダルが取れることが理想ですけど、新体制になってそんなすぐにうまくいかないと思うので。それでもどんな状況であれ、ベスト4には常に歩を進められるチームになりたいと思っています。やっぱりロス五輪でメダルを獲りに行くのであれば、どの大会でもベスト4入りするチームにはなっていたいというのが、僕の個人的な理想です。それを念頭に置きつつ、新体制になって初年なので、とにかく様子を見ながら戦っていきたいと思います」
石川の言葉を追いながら取材席で観た様々なシーンが思い浮ぶと同時に、来シーズンへの期待を大いに膨らませてくれたインタビューだった。
2024-25クラブシーズン最後の記事に寄せて、忘れられないシーズン中のエピソードを記したい。ペルージャで、ある日本のメディア関係者と話をする機会があった。MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手やサッカー・プレミアリーグのブライトンに所属する三笘薫選手ら、海外で活躍する日本人トップアスリートの取材をされている方で、海外バレーボールは初取材だった。試合だけでなくトレーニングも見学したと聞き、世界で一流と認められるアスリートを至近距離で見続けてきた人物の目に、「背番号14がどう映ったのか?」を知りたくて、その印象を尋ねた。
「所作が違う」
最上級の賛辞が凝縮された一言が、今も頭から離れない。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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