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食と体調管理

酒井高徳が語る「タフネスの源」と「ドイツとの差」。『日本人は意識を変えないと差を埋められない』

多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

2020.08.03

過密日程の今季も精力的なプレーが光る。そのスタミナは驚異的だ。写真:徳原隆元

過密日程の今季も精力的なプレーが光る。そのスタミナは驚異的だ。写真:徳原隆元

 
――怪我がキャリアを左右することも少なくないですからね。

「そう。若い頃から食事を意識していれば怪我の防止にもなりますから。コンディション管理はプロとして当然の仕事だと思うんです。

 日本ではまだフィットネスとかコンディショニングとかってあまり浸透していないと感じています。もっと世間的に自己管理というものが普通になってほしいなという想いがありますね」

――ドイツでプレーし、日本代表として世界と対峙したからこそ、その意識の差を感じるのでしょうか。

「ドイツで身体のできている若手がどんどん出てくるのは、育成年代からそういう知識を教えられますし、食事も管理されているから。民族性の違いで骨格は違うけど、日本人は意識を変えないとその差を埋められません。

 プロになってから、さあフィジカルを鍛えようと言っても、それでは世界の同年代の選手にはどんどん後れを取ってしまいます。今の若い選手たちには、早い段階から栄養に意識を傾けてほしいし、僕のこうした発信を見て何かを感じ取ってほしいですね」

――◆――◆――

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 

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