2025-26シーズンのプレミアリーグが開幕し、現地８月15日には王者リバプールがボーンマスに４-２で勝利。白星スタートを切った。

　本拠地アンフィールドでの一戦、37分に新加入ユーゴ・エキティケの力強いドリブル突破で先制点を奪うと、後半早々の49分にコディ・ガクポの個人技から加点した。64、76分にアントワーヌ・セメニョのゴールを許して追いつかれた。しかし終了間際の88分にフェデリコ・キエーザがこぼれ球をダイレクトボレーで押し込んで再び勝ち越すと、アディショナルタイムにはモハメド・サラーがダメを押した。

　遠藤航は２点リードしていた60分にジェレミー・フリンポンに代わってピッチに登場。そのまま右SBに入った。プレミアリーグ通算50試合という節目の一戦で、サラーの得点時には自陣からクリア気味に前線にボールを蹴り込み、プレミアリーグ自身初のアシストを達成している。

　右SBと中盤の底でプレーした31分間で、背番号３はボールタッチ22回、パス17回（成功16回）、ロングパス２回（成功）、チャンスメイク１回、タックル２回（成功１回）、クリア１回、地上デュエル３回（勝利２回）、空中デュエル１回（勝利）、走行距離4.0キロというスタッツを記録した（データ専門サイト『FOTMOB』）。

　現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が10点満点の採点でチーム３番目タイとなる及第点の「６」、日刊紙『Daily Mail』は「5.5」をそれぞれ付与。一方、日刊紙『Daily EXPRESS』は「右SBでは居心地が悪そうに見え、その選手交代が試合の流れを変えてしまった」と厳しく評して、採点は「５」止まりとした。
  　スポーツ専門サイト『GIVEMESPORT』も「５」という低採点だったが、寸評は「本来のポジションではない右SBに入ったが、その後で中央に移動。とくにミスはなかった」とポジティブなもの。対して、サッカー専門サイト『Football Insider』は「セメニョの２点目の場面では敵陣に残ってしまい、戻るスピードも不足していた。コナー・ブラッドリーの復帰が待ち遠しい」と綴り、採点も「４」と極めて厳しかった。

　リバプールの地元メディアでは、日刊紙『Liverpool Echo』が「右SBで途中投入された際はぎこちなく見えたが、すぐに中盤センターへ移った。チームの４点目は、（サラーの個人技によるものではあるが）遠藤のアシストと言っても差し支えないだろう」として採点は「６」。総合サイト『Liverpool World』は同採点ながら、「失点の場面では敵陣の高い位置に残ってしまっていた」と指摘している。

　クラブ専門サイトでは、『THIS IS ANFIELD』が採点「５」で、「右SBで途中出場したが、10分後に中盤へ移動。動きが重く、ボーンマスのカウンターについていくのに苦労した。その後リバプールが形を整えるなかで、何度かいい守備の介入を見せて改善。サラーのゴールではアシストが付いた」と、日本代表キャプテンの働きを振り返った。

　『LIVERPOOL.COM』は、「最初は右SBを務め、日本人選手は実力者のデイビッド・ブルックスと対峙。比較的上手く対応していたものの、前線に上がっていた際、そのサイドからボーンマスのゴールが生まれてしまった」と綴り、採点は「６」を与えている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】遠藤航がサラーのゴールをアシスト！ リバプールが開幕戦に４-２で勝利

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