スタンドのどこからか飛んできた野次に、黙っていられなかったのかもしれない。
現地時間12月3日に行なわれたカタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でオーストラリア代表と対戦したアルゼンチン代表。主将を務めたリオネル・メッシは先制ゴールを決めたほか、多彩なドリブルで幾度となくチャンスメーク。2-1での勝利に貢献した。
【動画】野次で本気に!? 相手DFの股を抜いたメッシのゴラッソシーンをチェック
母国を2大会ぶりのベスト8進出に導いたメッシ。そんな偉才を奮起させた(!?)相手サポーターからの野次が話題となっている。
事の発端となったのは、35分に得点する直前の一幕だ。敵エリアの右脇でFKを得たメッシがキッカーを務めた際に、彼の真後ろのスタンドに陣取ったオーストラリアサポーターの男性から「メッシはどこ? クソなあいつはどこだ?」と執拗にチャントを歌われたのだ。
直後に蹴ったFKで得点には至らなかった。しかし、その刹那だった。ルーズボールを拾った味方と連携しながら敵エリア内にスルスルッと侵入したメッシは、得意の左足を振り抜き、見事にゴールを射抜いたのだ。
試合後に「タフだった」と振り返ったメッシの運動量は決して多くはなかった。ゆえにオーストラリアファンのチャントはそれを皮肉ってのものだったのだろう。しかし、SNS上で拡散された動画は各国メディアでもクローズアップされている。アルゼンチンの日刊紙『Ole』は「侮辱をされてからわずか12秒でメッシはゴールを決めた」と紹介。そして、チャントを送り続けていたファンに、こうメッセージを発信した。
「ファンはすぐに悔いを改めたはずだ。彼らはメッシを馬鹿にし、侮辱したことを懺悔したに違いない。オーストラリア戦で彼が見せたゴールの裏では異常事態が発生し、瞬く間に話題となった」
もっとも、当人が嫌味のような野次を耳にしていたのかは定かではない。だが、オーストラリアファンの声は結果的にメッシを“覚醒”させてしまった。彼らにとっては悔やんでも悔やみきれない行動になってしまったと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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事の発端となったのは、35分に得点する直前の一幕だ。敵エリアの右脇でFKを得たメッシがキッカーを務めた際に、彼の真後ろのスタンドに陣取ったオーストラリアサポーターの男性から「メッシはどこ? クソなあいつはどこだ?」と執拗にチャントを歌われたのだ。
直後に蹴ったFKで得点には至らなかった。しかし、その刹那だった。ルーズボールを拾った味方と連携しながら敵エリア内にスルスルッと侵入したメッシは、得意の左足を振り抜き、見事にゴールを射抜いたのだ。
試合後に「タフだった」と振り返ったメッシの運動量は決して多くはなかった。ゆえにオーストラリアファンのチャントはそれを皮肉ってのものだったのだろう。しかし、SNS上で拡散された動画は各国メディアでもクローズアップされている。アルゼンチンの日刊紙『Ole』は「侮辱をされてからわずか12秒でメッシはゴールを決めた」と紹介。そして、チャントを送り続けていたファンに、こうメッセージを発信した。
「ファンはすぐに悔いを改めたはずだ。彼らはメッシを馬鹿にし、侮辱したことを懺悔したに違いない。オーストラリア戦で彼が見せたゴールの裏では異常事態が発生し、瞬く間に話題となった」
もっとも、当人が嫌味のような野次を耳にしていたのかは定かではない。だが、オーストラリアファンの声は結果的にメッシを“覚醒”させてしまった。彼らにとっては悔やんでも悔やみきれない行動になってしまったと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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