専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

三笘薫の今季プレミア6点目がウェストハム監督解任の引き金に!? 専門メディアが言及「職が危うくなっている」

THE DIGEST編集部

2023.03.06

プレミアリーグで今季6得点目を挙げた三笘。彼のゴールが相手チームの監督解任問題に発展している。(C) Getty Images

プレミアリーグで今季6得点目を挙げた三笘。彼のゴールが相手チームの監督解任問題に発展している。(C) Getty Images

 イングランドのブライトンは現地時間3月4日、リーグ第26節ウェストハムと対戦し、4-0で圧勝した。勝点3を上積みし、順位は8位をキープした。

 リーグ戦9試合連続でスタメンに名を連ねた日本代表の三笘薫。この試合も、切れのある動きでブライトン攻撃陣の起爆剤となった。まず三笘は、17分に鋭いドリブルからペナルティエリアに侵入すると、相手DFに倒されてPKを獲得。チームの先制点を奪うきっかけとなった。

 さらに52分にも1点を追加したブライトンは、69分に華麗なパスワークから相手陣内に攻め込み、ソリー・マーチのクロスを最後はファーサイドに走り込んだ三笘がスライディングで流し込みリーグ戦6ゴール目を決め、リードを3点に広げた。しかも、このゴールはプレミアリーグの日本人シーズン最多得点タイ記録だった。

 その後ブライトンは89分にとどめの追加点を挙げ、終わってみれば4-0の完勝。得点場面以外にも切れのある動きで攻撃を牽引した三笘はリーグ3戦ぶりの勝利に大きく貢献し、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 ブライトンの地元紙『Sussex live』も、MVPに輝いた三笘を高く評価している。最高評価はエクアドル代表モイセス・カイセドの「9」点だったが、三笘は同選手に次ぐ「8」点を与えられ、寸評では「右サイドバックのベン・ジョンソンとのマッチアップに、かなりの突破力を持って勝利した。彼のスピードとドリブルはあまりにも力強く、相手より先読みして、うまくゴールを奪った」と評している。
 
 一方、敗れたウェストハムにとっては悪夢の1日となった。同クラブの専門サイト『Westhamzone』は4日、「デイビッド・モイーズ監督解任は必至」という記事を配信し、「モイーズのウェストハムでの時間は、プレミアリーグのブライトン戦で悲惨な目に遭ったことで終焉を迎えたようだ」と、監督解任は避けられないと報じた。

 記事内では「シーガルズに4-0のスコアで敗北を喫し、すでに職が危うくなっているモイーズ監督は、明確な答えを持っていない」と、成す術なく敗れたチームを激しく非難。モイーズ監督の手腕を疑問視し、後任監督候補を挙げるほどだった。

 英紙『Daily Mail』も、モイーズ監督の解任報道に反応。同紙は「ウェストハムにとって、“ブライトンの呪い”のような1日」と言及し、「カオル・ミトマのタップイン、そしてダニー・ウェルベックの一撃が大ダメージとなった」と、後半の三笘のゴールが試合を決定付ける一撃に関わっていたと指摘している。

 プレミアリーグの舞台で、ますます輝きを放つ三笘。今季はどこまで、ゴールや得点に絡むプレーを見せてくれるのだろうか。非常に楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】久保建英、3戦未勝利も「エレガントなボール奪取」からの好機演出などで現地メディアは高評価! 一方で“逸機”への言及も…

【関連記事】「日本の新幹線」三笘薫の“無私無欲”ぶりに賛辞止まず!ブライトンのスカウト能力に英メディアも唸る「コスパ高い」

【関連記事】「彼の知性がゴールに繋がった」FA杯8強に導いた三笘薫の決勝アシスト、英メディアはいかなる言葉で讃えたか?
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号