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海外サッカー

「彼の知性がゴールに繋がった」FA杯8強に導いた三笘薫の決勝アシスト、英メディアはいかなる言葉で讃えたか?

THE DIGEST編集部

2023.03.02

ブライトンを4シーズンぶりのFA杯8強に導く活躍を見せた三笘。(C) Getty Images

ブライトンを4シーズンぶりのFA杯8強に導く活躍を見せた三笘。(C) Getty Images

 現地時間2月28日に行なわれたFAカップ5回戦で、ブライトンは1-0でチャンピオンシップ(2部)所属のストークを下し、4シーズンぶりに準々決勝へ駒を進めることとなった。

 敵地での一戦で優勢に試合を進めたプレミアリーグのチームは、30分にこの試合でブライトンでの公式戦400戦目を迎えたCBルイス・ダンクの完璧なスルーパスで三笘薫が抜け出し、GKと1対1となったところで右に流し、これをエバン・ファーガソンが詰めて先制。その後もチャンスを創りながら、ホームチームの反撃をしのいで最後までリードを守り切った。

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 三笘はこの試合でも先発出場を果たし、前述の通り今季公式戦3回目(FA杯では2回目)となるアシストを決めた他、サイド、中央で幾つかチャンスに絡み、浮き球をダイレクトボレーで合わせるも相手GKの好守に阻まれるという決定機も迎えた。このところは厳しいマークで得意のドリブル突破を封じられてきたが、違う形で攻撃に貢献する様が随所で見られたと言えよう。

 ロベルト・デ・ゼルピ監督からは、アシスト時の動きを「正しい時に、正しいタイミングでスペースに走り込むというスマートさ」と高く評価された背番号22は、今季公式戦5点目を記録したファーガソンからも「我々が練習で取り組んできた形だから、うまくいって良かった。カオルがあのエリアに入ると、とても危険だ。僕にとっては、かなり簡単なフィニッシュだった」と称賛されている。

 現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「ダンクの見事なスルーパスでゴール前に走り込んだ三笘が、ファーガソンに素晴らしいパスを通した」と報道。一方、英国公共放送『BBC』は、「アウェーチームの決勝ゴールは、彼らのトレードマークである流れるようなパスワークからの典型的な形であり、三笘はファーポストのファーガソンが極めて簡単にフィニッシュできるような冷静なパスを提供して、ストークの守備に穴を開けた」と綴っている。

 また、同メディアの視聴者による採点では、チーム3番目となる「8.00」。スルーパスを通したダンク(8.36)、ゴールを決めたファーガソン(8.20)に次ぐ評価を受けた日本人アタッカーについて、日刊紙『The Guardian』は「序盤はブライトンに明確なチャンスは生まれず、三笘はドリブルを仕掛けようとしてもこれを阻まれていたが、33分に彼がボールを受けると“運命”は変わった。ダンクが甘美で正確なパスを滑り込ませると、日本人選手はゴールに迫ってボールを右へ。これをファーガソンが至近距離で決めた」と伝えた。
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