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日本代表

負傷退場の三笘薫に地元メディアは「困難な時期」と指摘、解決策にも言及! パレス戦のプレー評価も賛否分かれる

THE DIGEST編集部

2023.12.24

クリスタル・パレス戦で負傷退場を余儀なくされた三笘。早期の回復が望まれる。(C) Getty Images

クリスタル・パレス戦で負傷退場を余儀なくされた三笘。早期の回復が望まれる。(C) Getty Images

 現地時間12月21日に行なわれたプレミアリーグ第18節、ブライトンが終盤にダニー・ウェルベックのヘッド弾で追いついてクリスタル・パレスと1-1で引き分けた一戦で、先発出場した三笘薫は83分に負傷交代を余儀なくされている。
 
 左サイドハーフとして試合開始を迎え、前半は相手の執拗なマークに苦しんだが、後半は何度かドリブルで仕掛けてフィニッシュまで持ち込むなどの見せ場は創ったが、80分にペナルティーエリア内で相手選手と接触した際に左足首を痛め、しばらくプレーを続けたものの、間もなくしてヤクブ・モデルとの交代でピッチを退いた。

 試合後、三笘の怪我の具合についてロベルト・デ・ゼルビ監督は「重傷にならないことを願っているが、まだ分からない。数日以内に判明するだろう」と語り、ブライトンの地元紙『The Argus』は三笘が保護ブーツを履き、松葉杖を使ってロッカールームからバスまで移動したことを伝えながら、「必ずしも重傷というわけではなく、予防的な目的で使用された可能性がある」とも綴っている。

 こうした状況を受けて、地元メディア『Sussex Express』は、「三笘は輝かしいブライトンでのキャリアにおいて困難な時期を過ごしている」と指摘。「アルビオンのウィンガーはこの数週間、最高の状態に戻るのに苦労しており、さらに悪いことに、木曜日のクリスタル・パレス戦で足首の怪我を負い、しばらく戦線を離脱するかもしれない」と現状を伝え、その原因を以下のように挙げた。

「プレーできる時はほとんど1分も欠場していないこの日本代表を苦しめているのは、相手守備陣が一貫して彼に対しては二人掛かりのマークを仕掛けてくること、彼自身が以前と同じレベルにいないこと、そして左サイドでのサポートの不足だ。昨季、10得点・8アシストを記録した際、彼にはペルビス・エストゥピニャンという左SBの存在があった。ふたりは左サイドで絶対季的なパートナーシップを築いたが、このエクアドル代表は今季、シーズンの大半を怪我によって欠場している」

「昨季の主だった強みがサセックスのチームからは奪われており、長期の負傷者リストのため、三笘らウィンガーはプレーの仕方を変えざるを得ず、彼らにとってプレーが容易ではない。今季ここまで3ゴールの日本のエースが負った怪我がどれほどのものかを確認する必要があるが、もしエストゥピニャンが早く復帰するか、あるいは新たな左SBか左WBを獲得できれば、三笘の調子が良くなる可能性は非常に高いだろう」
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