専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「ブライトンの希望に大きな打撃を与えた」三笘薫離脱による“危機”をクラブ専門メディアが指摘! 「なぜプレーさせたのか?」と責任追及も

THE DIGEST編集部

2024.02.29

腰の負傷で今季内の復帰が絶望視されているブライトンの三笘。(C)Getty Images

腰の負傷で今季内の復帰が絶望視されているブライトンの三笘。(C)Getty Images

 プレミアリーグ第26節のエバートン戦を欠場したブライトンの三笘薫。ロベルト・デ・ゼルビ監督は、腰に問題を抱えてのものであることを明かしていたが、FAカップ5回戦ウォルバーハンプトン戦(現地時間2月28日)の前日会見で、指揮官は衝撃的なコメントを残している。

「これは重要な問題だ。おそらく彼は、2か月か3か月間は離脱することになると思う。つまり、彼の今季は終わりだということだ」

 今季、ブライトンでの2年目を送っている三笘は、ここまで公式戦26試合に出場し3得点6アシストを記録しているが、その数字以上の影響力を誇り、左ウイングとして相手守備陣に大きな脅威を与えてきた。12月には痛めた足首が完治しないままアジアカップに出場する日本代表に合流し、2試合でプレーしてブライトンに復帰すると、プレミアリーグ2試合で先発出場を果たして鋭いプレーを披露。シェフィールド・ユナイテッド戦では悪質なファウルを受けるもプレーを続け、見る者を安堵させていた。
 
 今季、1901年の創設以来、初めてとなる欧州カップ戦(ヨーロッパリーグ)出場を果たしたブライトンは、クラブとしてステップアップを果たすためにも、来季以降もこの「二足のわらじ」を続ける必要があり、その意味でもこれからノックアウトラウンドに突入するELはもちろん、終盤戦に入るプレミアリーグでの上位キープが必須とされるが、ここまで怪我人続出で苦しんでいたチームが快進撃を展開するために不可欠な存在とされていた三笘自身が、負傷者リストに再び名を連ねることとなってしまった。

 彼はSNSに「また離脱することになりました。今シーズンは怪我が続いて悔しい気持ちが強いですが、必ず強くなって戻ってきます。」と投稿したが、彼同様にブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』も無念さを表わし、「このニュースは、今季プレミアリーグ、FA杯、ELで歴史を作りたいというブライトンの希望に大きな打撃を与えた」と綴っている。

 同メディアは、「ブライトンがウインガーにどれほど依存しているかは、三笘、シモン・アディングラ、ソリー・マーチ、アンス・ファティの全員が同時に欠場した時の結果を見れば明らかだ。1月にプレミアリーグで3試合連続無得点を記録したが、これまでのデ・ゼルビ・サッカーでは考えられない不毛の時期だった。しかし、三笘とアディングラが再び連係して起用されると、その結果、シェフィールド・U戦だけで5ゴールをもぎ取った」と、三笘らの重要性を強調する。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号