セルティックはスコティッシュ・カップ準決勝のセント・ジョンストン戦で5-0の圧勝を飾り、アバディーンとの決勝(5月24日)に駒を進めたが、ここで前田大然は2ゴール、旗手怜央は3アシストと、日本人選手が大活躍を披露した。
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34分のカラム・マグレガーの先制点では旗手がヒールパスでこれをお膳立てし、その3分後にマグレガーのスルーパスから前田が冷静にゴール右隅に流し込んで加点、45分には旗手の左からのクロスをアダム・イダーが押し込んで3点目。さらにアディショナルタイムにも旗手のラストパスから、前田がわずかなシュートコースを見逃さずにゴールネットを揺らし、ほぼ勝負を決めてみせた(5点目は67分のジョタ)。
今季の公式戦通算得点数を33に伸ばした前田。クラブはSNSでその決定力を「冷酷」と表現して称賛したが、現地メディアも同様にポジティブな反応を示し、スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は10点満点で両チーム最高タイとなる「9」を彼に与え、「常に相手にとっての脅威となる選手。現時点ではスコットランドで最も優れた選手であり、ブレンダン・ロジャース監督にとっては常に頼りにできる選手だ。まさにダイナマイト」と評している。
また同メディアは、旗手に対しても同採点を付与し、「巧みなパス回しで相手を攻め立て、17分には前田へスルーパスを通しかけた。その後すぐに、納得のいく2つのアシストを記録。ハムデン・パークで輝きを放った。まさに上質な技術と気品を備えた選手である」と、賛辞まじりの寸評を綴った。
一方、『DAILY RECORD』紙は、プレミアシップ(国内リーグ)に加えて、このカップ戦でも得点ランキングの首位を走り、ハムデン・パークでは今季3試合のプレーで6ゴールを記録している前田を、「スコットランド年間最優秀選手候補の筆頭は、得点数を33まで伸ばした。(自身の1点目で)サム・カーティスのスリップを逃さず、前半終了間際には再び冷静なフィニッシュでGKアンディ・フィッシャーを打ち破った」として、「9」という単独最高採点を付与している。
旗手への評価も非常に高く、採点はチーム2番目の「8」とし、「頑なに守るセント・ジョンストンを攻略するために、セルティックには新たな閃きが必要だった。そしてそれをもたらしたのが、日本人MFの巧みなバックヒール。そのプレーでマグレガーが抜け出し、ゴールを決める道が拓けた。その後も前半のうちに、さらに2つの鮮やかなアシストを記録した」と、背番号41のプレーを振り返った。
同メディアは、4点目の場面を「これはセント・ジョンストンにとって完全なる崩壊であり、堰は完全に切られてしまった。またしても旗手の素晴らしいプレーだ。緩いパスを見逃さずに奪い取った彼は、ボックス内に突進して突破口を探し、前田にパス。静止状態からスタートし、周囲を見回した前田は、最善の選択肢が『ほとんど振りかぶらずにフィッシャーの横へちょんと蹴り込むこと』だと判断した」と伝え、旗手と前田の連係で生まれたゴールの重要性を強調している。
最後にセルティックの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は、この日本人選手2人に、マグレガー(9)に次ぐチーム2番目の「8」を与え、前田には「この男がセルティックに長期残留するために必要なものがあるなら、すぐにでも与えるべきだ。一度スイッチが入ると誰も彼を止められず、今季すでに膨れ上がっている得点数に、さらなる数字を加えた」と絶賛。そして旗手にも、高評価の寸評が以下のように記された。
「セルティックの多くの攻撃の中心にいた。確かに、判断面で多少のもどかしさはあったものの、幾つかのゴールに関与し、その脅威の大きさから、セント・ジョンストンの選手たちは彼に対して(むやみに仕掛けることができなくなったために)距離を取るようになっていった」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】前田2G、旗手3Aと日本人コンビが大活躍!
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34分のカラム・マグレガーの先制点では旗手がヒールパスでこれをお膳立てし、その3分後にマグレガーのスルーパスから前田が冷静にゴール右隅に流し込んで加点、45分には旗手の左からのクロスをアダム・イダーが押し込んで3点目。さらにアディショナルタイムにも旗手のラストパスから、前田がわずかなシュートコースを見逃さずにゴールネットを揺らし、ほぼ勝負を決めてみせた(5点目は67分のジョタ)。
今季の公式戦通算得点数を33に伸ばした前田。クラブはSNSでその決定力を「冷酷」と表現して称賛したが、現地メディアも同様にポジティブな反応を示し、スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は10点満点で両チーム最高タイとなる「9」を彼に与え、「常に相手にとっての脅威となる選手。現時点ではスコットランドで最も優れた選手であり、ブレンダン・ロジャース監督にとっては常に頼りにできる選手だ。まさにダイナマイト」と評している。
また同メディアは、旗手に対しても同採点を付与し、「巧みなパス回しで相手を攻め立て、17分には前田へスルーパスを通しかけた。その後すぐに、納得のいく2つのアシストを記録。ハムデン・パークで輝きを放った。まさに上質な技術と気品を備えた選手である」と、賛辞まじりの寸評を綴った。
一方、『DAILY RECORD』紙は、プレミアシップ(国内リーグ)に加えて、このカップ戦でも得点ランキングの首位を走り、ハムデン・パークでは今季3試合のプレーで6ゴールを記録している前田を、「スコットランド年間最優秀選手候補の筆頭は、得点数を33まで伸ばした。(自身の1点目で)サム・カーティスのスリップを逃さず、前半終了間際には再び冷静なフィニッシュでGKアンディ・フィッシャーを打ち破った」として、「9」という単独最高採点を付与している。
旗手への評価も非常に高く、採点はチーム2番目の「8」とし、「頑なに守るセント・ジョンストンを攻略するために、セルティックには新たな閃きが必要だった。そしてそれをもたらしたのが、日本人MFの巧みなバックヒール。そのプレーでマグレガーが抜け出し、ゴールを決める道が拓けた。その後も前半のうちに、さらに2つの鮮やかなアシストを記録した」と、背番号41のプレーを振り返った。
同メディアは、4点目の場面を「これはセント・ジョンストンにとって完全なる崩壊であり、堰は完全に切られてしまった。またしても旗手の素晴らしいプレーだ。緩いパスを見逃さずに奪い取った彼は、ボックス内に突進して突破口を探し、前田にパス。静止状態からスタートし、周囲を見回した前田は、最善の選択肢が『ほとんど振りかぶらずにフィッシャーの横へちょんと蹴り込むこと』だと判断した」と伝え、旗手と前田の連係で生まれたゴールの重要性を強調している。
最後にセルティックの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は、この日本人選手2人に、マグレガー(9)に次ぐチーム2番目の「8」を与え、前田には「この男がセルティックに長期残留するために必要なものがあるなら、すぐにでも与えるべきだ。一度スイッチが入ると誰も彼を止められず、今季すでに膨れ上がっている得点数に、さらなる数字を加えた」と絶賛。そして旗手にも、高評価の寸評が以下のように記された。
「セルティックの多くの攻撃の中心にいた。確かに、判断面で多少のもどかしさはあったものの、幾つかのゴールに関与し、その脅威の大きさから、セント・ジョンストンの選手たちは彼に対して(むやみに仕掛けることができなくなったために)距離を取るようになっていった」
構成●THE DIGEST編集部
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