前ロサンゼルス・ドジャースで、トレード期限にボストン・レッドソックスに移籍したダスティン・メイが現地8月6日に新天地デビュー。カンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発して3回2/3、91球、被安打6、4奪三振、3失点で降板したものの、地元メディアの評価は上々だった。
地元放送局『New England Sports Network』は、「ドジャースではない選手として初めてマウンドに立ったメイは、チームが3対7で敗れたため負け投手となったが、この事実がすべてを物語るものではない」と報じ、ドジャース時代とは異なる球種バランスに着目。「ドジャースでは右打者に対してシンカーとスイーパーがほとんどだったが、レッドソックスではカッターを加え、その3球種の割合がそれぞれ1/3となった」と伝えた。
「カッターの多用は大きな成果をもたらした。2つの空振り三振を奪えば、シンカーがより効果的になった。スイーパーのコントロールは不安定だったが、投球のほとんどにおいて右打者へのカッターは有効だった」
ロイヤルズを相手に1安打、1四球を出した初回を無失点で切り抜けたメイは、2回も味方の失策がありながら後続を抑えきった。2対0と2点リードで迎えた3回、先頭の1番マイク・ヤストレムスキーに二塁打を打たれ、2番ボビー・ウィットJr.に適時打。1点を失った。
4回には2つの安打で1死二、三塁のピンチを迎え、9番カイル・イズベルに2点適時打を許して2対3と逆転されてしまった。その後、死球を与えて2死一、二塁とした場面でマウンドを降りた。
「敗戦投手になったにもかかわらず、大きな問題はなかった。1週間以上も投げていなかったが、投球は冴えわたっていた。多用したカッターが効果的で、ストライク率は72%。シーズン通算の62%を大きく上回った。投じた75%が高めと腕側(右側)に逸れていたのはメカニズムに問題がありそうだが、レッドソックスのコーチ陣によって改善する方法をみつけられるかもしれない」
ドジャースを退団してレッドソックスに移籍した際、「ある意味、追い出されたような気分だ。あのチームには優秀な投手がたくさんいたからね。キャリアを通してずっといたチームだから、退団するのは悲しい気持ちだ。でも、球団と素晴らしいコミュニケーションが取れたし、互いの合意のうえだった」と振り返ったメイは、「レッドソックスの一員になれて気持ちが高ぶっている。このチームでプレーオフに進出したい」と意気込みを語っていた。
新天地では黒星スタートとなったが、地元メディアはメイの投球を高評価。今後の登板に期待がもてそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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「カッターの多用は大きな成果をもたらした。2つの空振り三振を奪えば、シンカーがより効果的になった。スイーパーのコントロールは不安定だったが、投球のほとんどにおいて右打者へのカッターは有効だった」
ロイヤルズを相手に1安打、1四球を出した初回を無失点で切り抜けたメイは、2回も味方の失策がありながら後続を抑えきった。2対0と2点リードで迎えた3回、先頭の1番マイク・ヤストレムスキーに二塁打を打たれ、2番ボビー・ウィットJr.に適時打。1点を失った。
4回には2つの安打で1死二、三塁のピンチを迎え、9番カイル・イズベルに2点適時打を許して2対3と逆転されてしまった。その後、死球を与えて2死一、二塁とした場面でマウンドを降りた。
「敗戦投手になったにもかかわらず、大きな問題はなかった。1週間以上も投げていなかったが、投球は冴えわたっていた。多用したカッターが効果的で、ストライク率は72%。シーズン通算の62%を大きく上回った。投じた75%が高めと腕側(右側)に逸れていたのはメカニズムに問題がありそうだが、レッドソックスのコーチ陣によって改善する方法をみつけられるかもしれない」
ドジャースを退団してレッドソックスに移籍した際、「ある意味、追い出されたような気分だ。あのチームには優秀な投手がたくさんいたからね。キャリアを通してずっといたチームだから、退団するのは悲しい気持ちだ。でも、球団と素晴らしいコミュニケーションが取れたし、互いの合意のうえだった」と振り返ったメイは、「レッドソックスの一員になれて気持ちが高ぶっている。このチームでプレーオフに進出したい」と意気込みを語っていた。
新天地では黒星スタートとなったが、地元メディアはメイの投球を高評価。今後の登板に期待がもてそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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