ロサンゼルス・ドジャースにとって、左翼は今季の大きな課題となっている。チームはフリーエージェントで獲得したマイケル・コンフォートに期待を寄せたが、キャリア最悪のシーズンに苦しみ、打線の穴となっている。

　現地８月26日、地元メディア『Dodger blue』によると、デーブ・ロバーツ監督は「誰を起用するにしても得点力が必要」と強調。コンフォートは７月の１か月間で打率.273と復調の兆しを見せたが、８月はここまで打率.140と再びスランプに陥っている。
  　また同メディアは、ロバーツ監督が左翼の起用方針について問われると「一番簡単な答えは“日替わり”だと思う」と話し、今後の方針を明言。「毎日、ひとりの選手を起用するつもりはない。コンフォート、アレックス・コール、キケ・ヘルナンデスといった複数の選択肢があるのはいいことだ」と語り、複数選手を組み合わせるプランを示唆した。

　さらにロバーツ監督は、テオスカー・ヘルナンデスを再び左翼に回す可能性についても「０％ではない」と言及。本人との話し合いはまだないものの、戦力を最大化するオプションのひとつとして検討しているという。

　ポストシーズンを目前に控え、ドジャースの左翼問題は喫緊の課題だ。日替わり起用か、新たな配置転換か。ロバーツ監督の決断が、ワールドシリーズ連覇への道のりを左右することになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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