現地10月1日、MLBプレーオフはワイルドカード・シリーズ第2戦を迎えた。ヤンキース対レッドソックスのカードでは、4対3でヤンキースが勝利。決着は第3戦に持ち越された。
前日はヤンキースが先行し、レッドソックスが逆転勝利という流れだったが、この日もまず点を入れたのはヤンキースだった。初回、レッドソックス先発のブライアン・ベイオの前にわずか5球で2死となったものの、その後3番のコディ・ベリンジャーが外角のシンカーを捉えて出塁。そして次打者ベン・ライス(前日は出場しなかったため、プレーオフ初打席となる)が初球のカッターを叩いてライトスタンドへ先制2ランを叩き込んだ。
一方、ヤンキース先発のカルロス・ロドンは初回先頭から2者連続三振を奪うなど当初快調に飛ばす。だが、3回はイニング先頭のジャレン・デュランに外角への4シームを捉えられてセンター前に運ばれ、さらに次打者セダン・ラファエラにも四球を与えてしまう。さらにニック・ソガードが送りバントを決めてチャンス拡大の後、トレバー・ストーリーが低めのスライダーを捉えて2点タイムリーを放ち、まずは同点に追いついた。
5回裏には2死二塁のチャンスでヤンキースの主砲アーロン・ジャッジンにタイムリーが出て1点を勝ち越すも、レッドソックスの再度の同点劇の主役はまたもストーリーだった。6回表の先頭で打席に立つと、真ん中に入ってきた4シームを叩いた打球は左中間スタンドへと飛び込んだ。
両軍一歩も引かない展開の中、7回表にはレッドソックスのイニング先頭ネイト・イートンが四球で出塁。さらにワイルドピッチでイートンは二塁に進み、デュランに死球を与えたところでヤンキースは先発のロドン降板を決断。代わって連投となるフェルナンド・クルーズが出てきて2死を取ったところで、レッドソックスは代打に吉田正尚を送る。
前日に逆転タイムリーを放った男が打席に登場したことで、ヤンキー・スタジアムのファンは総立ち。異様な雰囲気の中、吉田がフルカウントまで粘って6球目の高めの4シームを引っ張った打球にジャズ・チゾムJr.が飛びつき、惜しくも外野には抜けず。だが、送球より一瞬早く吉田がヘッドスライディングして内野安打に。2死満塁で今日3打点のストーリーが打席に入る。しかし、ストーリーが放った打球はスタンドまで届くことなく、前日の逆転劇をここで再現することはできなかった。
ゲームはさらにこの裏、ヤンキースが1死二塁のチャンスを作るも、ジャッジを打席に迎えたところで、レッドソックスの5番手ギャレット・ウィットロックがスライダー→スライダー→シンカーと続けて3球で空振り三振。さらにベリンジャーも抑えて無失点で切り抜けた。
伝統のライバル対決らしい好ゲームの中、次に点が入ったのは8回裏。2死からチゾムJr.が四球で出塁すると、オースティン・ウェルズが7球粘った末にライトのライン際深い位置に打球を飛ばし、チゾムJr.はヘルメットを吹っ飛ばすほどの力走でホームにヘッドスライディング。捕手のタッチより一瞬早くホームベースに触れて勝ち越しに成功した。
さらにこの後ヤンキースはさらに満塁のチャンスを作るが、ここはレッドソックスの7番手でプレーオフ初登板のルーキー、ペイトン・トーリーが抑えて追加点はならなかった。
そして9回表、ヤンキースが投入したのは第1戦の最終回にも登板したデビッド・ベッドナー。前日は2死を取ったところで打ち込まれたが、この日は三者凡退の完璧リリーフ。ヤンキースが1点差で競り勝って対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。
構成●SLUGGER編集部
【動画】チゾムJr.激走!両軍一歩も引かない伝統の一戦についに勝ち越し
前日はヤンキースが先行し、レッドソックスが逆転勝利という流れだったが、この日もまず点を入れたのはヤンキースだった。初回、レッドソックス先発のブライアン・ベイオの前にわずか5球で2死となったものの、その後3番のコディ・ベリンジャーが外角のシンカーを捉えて出塁。そして次打者ベン・ライス(前日は出場しなかったため、プレーオフ初打席となる)が初球のカッターを叩いてライトスタンドへ先制2ランを叩き込んだ。
一方、ヤンキース先発のカルロス・ロドンは初回先頭から2者連続三振を奪うなど当初快調に飛ばす。だが、3回はイニング先頭のジャレン・デュランに外角への4シームを捉えられてセンター前に運ばれ、さらに次打者セダン・ラファエラにも四球を与えてしまう。さらにニック・ソガードが送りバントを決めてチャンス拡大の後、トレバー・ストーリーが低めのスライダーを捉えて2点タイムリーを放ち、まずは同点に追いついた。
5回裏には2死二塁のチャンスでヤンキースの主砲アーロン・ジャッジンにタイムリーが出て1点を勝ち越すも、レッドソックスの再度の同点劇の主役はまたもストーリーだった。6回表の先頭で打席に立つと、真ん中に入ってきた4シームを叩いた打球は左中間スタンドへと飛び込んだ。
両軍一歩も引かない展開の中、7回表にはレッドソックスのイニング先頭ネイト・イートンが四球で出塁。さらにワイルドピッチでイートンは二塁に進み、デュランに死球を与えたところでヤンキースは先発のロドン降板を決断。代わって連投となるフェルナンド・クルーズが出てきて2死を取ったところで、レッドソックスは代打に吉田正尚を送る。
前日に逆転タイムリーを放った男が打席に登場したことで、ヤンキー・スタジアムのファンは総立ち。異様な雰囲気の中、吉田がフルカウントまで粘って6球目の高めの4シームを引っ張った打球にジャズ・チゾムJr.が飛びつき、惜しくも外野には抜けず。だが、送球より一瞬早く吉田がヘッドスライディングして内野安打に。2死満塁で今日3打点のストーリーが打席に入る。しかし、ストーリーが放った打球はスタンドまで届くことなく、前日の逆転劇をここで再現することはできなかった。
ゲームはさらにこの裏、ヤンキースが1死二塁のチャンスを作るも、ジャッジを打席に迎えたところで、レッドソックスの5番手ギャレット・ウィットロックがスライダー→スライダー→シンカーと続けて3球で空振り三振。さらにベリンジャーも抑えて無失点で切り抜けた。
伝統のライバル対決らしい好ゲームの中、次に点が入ったのは8回裏。2死からチゾムJr.が四球で出塁すると、オースティン・ウェルズが7球粘った末にライトのライン際深い位置に打球を飛ばし、チゾムJr.はヘルメットを吹っ飛ばすほどの力走でホームにヘッドスライディング。捕手のタッチより一瞬早くホームベースに触れて勝ち越しに成功した。
さらにこの後ヤンキースはさらに満塁のチャンスを作るが、ここはレッドソックスの7番手でプレーオフ初登板のルーキー、ペイトン・トーリーが抑えて追加点はならなかった。
そして9回表、ヤンキースが投入したのは第1戦の最終回にも登板したデビッド・ベッドナー。前日は2死を取ったところで打ち込まれたが、この日は三者凡退の完璧リリーフ。ヤンキースが1点差で競り勝って対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。
構成●SLUGGER編集部
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