現地10月2日、MLBワイルドカード・シリーズは最終第3戦が行われた。ヤンキース対レッドソックスの“伝統の一戦”は、4対0でヤンキースが勝利。地区シリーズへと駒を進めた。レッドソックスはワイルドカード・シリーズが2022年の導入されて以来初めて、第1戦に勝利しながらその後2連敗で敗退したチームとなってしまった。
MLB最大のライバル対決シリーズ最終戦は、ヤンキースが7月デビューのキャム・シュリットラー、レッドソックスは9月にメジャー昇格したばかりのコネリー・アーリーの両ルーキーが先発を担うことに。シュリットラーが100マイル前後の4シームを連発して初回を三者凡退に抑えれば、アーリーも6球種を変幻自在に操って3人で抑え、ともに立ち上がりはまずまず。
両者とも3回までは無失点に抑えたが、先に捕まったのはアーリーの方だった。4回、コディ・ベリンジャーがフルカウントまで粘った後、インローのシンカーを叩いてライトへの二塁打に。そこからアーリーは大きく乱れ、まずジャンカルロ・スタントンに四球。その後アーメッド・ロザリオ、ジャズ・チゾムJr.、アンソニー・ボルピーが単打3本を連ねて2点を挙げる。
さらに満塁の場面で、オースティン・ウェルズの打席。一度は打撃妨害の判定が出たがファウルに覆り、球場がブーイングの嵐の中、レッドソックスの一塁手ネイサニエル・ロウが平凡なファーストゴロをはじき、ライトに打球が転々とする間に2人が生還。これで4対0となった。
アーリーがここで降板したのを尻目に、シュリットラーは快投を続ける。2巡目までは力強い4シームを中心に、3巡目に入るとカッターやカーブも交えながらレッドソックス打線を抑え、とうとう8回まで無失点。シリーズ好調の吉田正尚のマルチヒットを含め、散発5安打を浴びたものの、二塁を踏ませたのは一度だけ。それどころか12三振を奪ってレッドソックス打線につけ入る隙を与えない。
そして9回、デビッド・ベッドナーがクローザーとしてマウンドに上がり、いきなり先頭打者アレックス・ブレグマンに四球を与えてしまう。だが、その後は吉田が内野ゴロ(ブレグマンが二塁封殺で吉田が一塁走者に)、セダン・ラファエラは空振り三振に倒れ、て2死。最後はロウを三塁ファウルフライに抑えてゲームセットとなり、4対0でヤンキースが勝利。
シュリットラーはポストシーズンデビュー戦で8回を投げ、無四球無失点&12奪三振を奪った史上初の投手となった。まさにルーキーの歴史的な快投でヤンキースが連勝、地区シリーズ進出を果たした。
構成●SLUGGER編集部
【動画】怪物シュリットラー、100マイルで11個目の三振!レッドソックス打線を完全に抑え込む
MLB最大のライバル対決シリーズ最終戦は、ヤンキースが7月デビューのキャム・シュリットラー、レッドソックスは9月にメジャー昇格したばかりのコネリー・アーリーの両ルーキーが先発を担うことに。シュリットラーが100マイル前後の4シームを連発して初回を三者凡退に抑えれば、アーリーも6球種を変幻自在に操って3人で抑え、ともに立ち上がりはまずまず。
両者とも3回までは無失点に抑えたが、先に捕まったのはアーリーの方だった。4回、コディ・ベリンジャーがフルカウントまで粘った後、インローのシンカーを叩いてライトへの二塁打に。そこからアーリーは大きく乱れ、まずジャンカルロ・スタントンに四球。その後アーメッド・ロザリオ、ジャズ・チゾムJr.、アンソニー・ボルピーが単打3本を連ねて2点を挙げる。
さらに満塁の場面で、オースティン・ウェルズの打席。一度は打撃妨害の判定が出たがファウルに覆り、球場がブーイングの嵐の中、レッドソックスの一塁手ネイサニエル・ロウが平凡なファーストゴロをはじき、ライトに打球が転々とする間に2人が生還。これで4対0となった。
アーリーがここで降板したのを尻目に、シュリットラーは快投を続ける。2巡目までは力強い4シームを中心に、3巡目に入るとカッターやカーブも交えながらレッドソックス打線を抑え、とうとう8回まで無失点。シリーズ好調の吉田正尚のマルチヒットを含め、散発5安打を浴びたものの、二塁を踏ませたのは一度だけ。それどころか12三振を奪ってレッドソックス打線につけ入る隙を与えない。
そして9回、デビッド・ベッドナーがクローザーとしてマウンドに上がり、いきなり先頭打者アレックス・ブレグマンに四球を与えてしまう。だが、その後は吉田が内野ゴロ(ブレグマンが二塁封殺で吉田が一塁走者に)、セダン・ラファエラは空振り三振に倒れ、て2死。最後はロウを三塁ファウルフライに抑えてゲームセットとなり、4対0でヤンキースが勝利。
シュリットラーはポストシーズンデビュー戦で8回を投げ、無四球無失点&12奪三振を奪った史上初の投手となった。まさにルーキーの歴史的な快投でヤンキースが連勝、地区シリーズ進出を果たした。
構成●SLUGGER編集部
【動画】怪物シュリットラー、100マイルで11個目の三振!レッドソックス打線を完全に抑え込む
関連記事
- ダルビッシュが2回2失点、異例の6回に登板のスアレスも被弾……パドレスが投手陣の誤算でカブスに3対1で惜敗、プレーオフから姿を消す
- 「またもずぶ濡れ」ド軍美人レポーターの綺麗な黒髪びしょびしょ→顔面にシャンパン浴びる手荒い祝福も取材続ける姿に日本人好感「笑顔絶やさない姿は素敵」
- 伝統の一戦らしい名勝負は4対3でヤンキースが勝利!すべて2死から粘りの得点でレッドソックスとは1勝1敗のタイに
- 吉田が逆転タイムリー、クローシェイはプレーオフ初先発で2ケタ奪三振……ワイルドカード・シリーズ最大の注目カード第1戦はレッドソックスがヤンキースを下す
- 吉田正尚、強心臓ぶり発揮した逆転打で“MLB史上初”の偉業達成!「キャリア初のポストシーズンの最初の投球を...」