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「ヤンキース打線もお手上げだ」22歳ブルージェイズ新人右腕の衝撃PSデビューに米メディアも驚愕「打者にとってまさに悪夢」

THE DIGEST編集部

2025.10.06

大観衆からスタンディングオベーションを受けるイェサベージ。(C) Getty Images

大観衆からスタンディングオベーションを受けるイェサベージ。(C) Getty Images

 昨季リーグ覇者を相手に、ルーキーが大仕事をやってのけた。

 MLBア・リーグ地区シリーズ第2戦、トロント・ブルージェイズ対ニューヨーク・ヤンキースが現地時間10月5日に行なわれた。この試合でブルージェイズは22歳のトレイ・イェサベージが先発。ヤンキース打線を6回途中までノーヒットに抑えるという快投を繰り広げ、チームの連勝に貢献した。
 
 2年連続ワールドシリーズ出場を目指すスター軍団を若き右腕が手玉に取った。レギュラーシーズン最終盤にメジャーデビューを果たしたイェサベージは、ヤンキース戦初登板となったこの日、打者18人に対し、6者連続を含む11個の三振を奪うという圧巻のピッチングを披露。長身から放たれる落差のあるスプリットが決め球となり、強打者たちのバットは面白いように空を切った。

 打線も序盤から大量点を挙げ、一方的な試合展開となったことでイェサベージは5回1/3を投げ、ヒットを許さないまま、大観衆に見送られお役御免に。これ以上ない程のインパクトを残し、“この先”に備えるための交替が告げられマウンドを降りた。

 初戦に続きこの試合も13対7でブルージェイズがヤンキースから勝利を挙げ、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけている。予想外のゲーム展開により、現地メディアでは当然、イェサベージのパフォ―マンスが大きな話題に。米紙『USA TODAY』は試合途中にもかかわらず、公式サイト上において、「トレイ・イェサベージとは何者なのか?」と銘打ったトピックを配信した。

 アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、コディ・ベリンジャーら、上位打線のバッターを次々と三振に斬って取り、強力打線を封じ込めた投球内容に同メディアは、「彼の代名詞であるスプリッターには、ヤンキース打線もお手上げだった」と評している。

 さらに、150キロを上回る速球やスライダーが武器となり、独特のリリース角度も大きな特徴であるとして、今回のピッチングを振り返りながら、「打者にとってはまさに悪夢だ」などとその球威を強調。加えて、「イェサベージという名前を、これから誰もが知ることになるだろう」とさらなる活躍に太鼓判を押している。

 この日がメジャーキャリア4試合目の登板となったイェサベージ。プレーオフでベールを脱いだ驚愕のポテンシャルが、より重要な場面で発揮されるイメージをすでに多くのファンが描いているに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】また出てきたメジャーの怪物新人! ヤンキース打線を翻弄、11Kの快投
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