ロサンゼルス・ドジャースは現地10月16日、ミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第３戦に３－１で勝利。３勝０敗と圧倒的なリードをもってワールドシリーズ進出に王手をかけた。

　MLB公式サイトのジェイソン・カタニア記者によると、ポストシーズンで４試合連続１失点以下かつ４被安打以下に抑えたチームは史上初めて。ドジャース先発陣はフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第４戦（タイラー・グラスノー）で１失点４被安打、リーグ優勝決定シリーズ第１戦（ブレイク・スネル）では１失点２被安打、第２戦（山本由伸）で１失点３被安打、そして第３戦でグラスノーが１失点４被安打と相手打線を機能させなかった。
  　２連勝で迎えたブルワーズとの試合では、先発を務めたグラスノーが５回２／３を投げ１失点、８奪三振、３被安打でブルワーズの反撃を許さず。グラスノーの降板後は２番手アレックス・ベシア、３番手ブレイク・トライネン、４番手アンソニー・バンダ、そして最後は佐々木朗希がそれぞれ１三振ずつ奪い、計３回１／３で１被安打しか与えない見事な継投を披露した。

　また、この試合は守備陣の好プレーも目立っており、２回に１－１の同点に追いつかれた直後には、三塁手のマックス・マンシーが鋭いゴロを捕球すると体を一回転させながら三塁走者の本塁生還を阻止。９回には遊撃手ムーキー・ベッツが内野の深いところの打球をバックハンドで捕球すると、ジャンピングスローで一塁に送球してアウトにするファインプレーがあった。

　レギュラーシーズンでナ・リーグトップの平均5.0得点を叩き出していたドジャースだが、地区シリーズ以降の７試合では１試合平均3.0得点とスモールサンプルながら大きく数字を落としている。唯一の黒星が８失点を喫した地区シリーズ第３戦（２－８）である点を考慮すると、やはり投手陣を中心とした野球がポストシーズン８勝１敗を記録する快進撃の大きな要因だろう。

構成●THE DIGEST編集部

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