現地10月21日、『MLB Network』『New Yor Post』などアメリカの複数メディアが報じたのが、ロサンゼルス・エンゼルスの次期監督を巡る報道だ。かつてエンゼルス時代の大谷翔平とバッテリーを組んでいた捕手出身、カート・スズキ氏（42歳）の就任が決定的だと伝えている。

　スズキ氏は2007年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビュー。その後はワシントン・ナショナルズ、ミネソタ・ツインズ、アトランタ・ブレーブスでプレーし、21年からエンゼルスに２年間在籍した。22年シーズン終了とともに現役を退いたのちもエンゼルスに残り、強化サイドでペリー・ミナシアンGMの補佐を務めていたが、OBであるアルバート・プホルス氏の監督招聘失敗を受け、白羽の矢が立ったようだ。今季チームを率いたロン・ワシントン監督は体調不良で６月にチームを離脱。そのまま政権交代の運びとなる。
  　とはいえ、エンゼルスはいまだ暗いトンネルから抜け出せずにいる。15年から11年連続でポストシーズン進出を逃しており、16年から10年連続で勝率が５割を切るなど低迷。強化費も限られているため、再建への道のりは依然険しいと言わざるを得ない。

　それでも、祖父母が日本人の日系３世（アメリカ国籍）で馴染みがあり、バイタリティとユーモアに溢れるスズキ氏の大抜擢に、日本のファンからは期待する声が大勢を占める。SNSやネット上では「「え？ まじでびっくり！」「ついにこないだまで現役だったような...」「期待しかないでしょ」「面白い展開ですね」「プホルスに蹴られたらここが妥当な案なのかね」「懐かしいお名前～」「選手とのコミュニケーションは抜群だろうね」などなど、さっそくさまざまな声が寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部
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