現地11月1日、カナダ・トロントで行なわれたロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦は延長11回の末にドジャースが勝利を収め、球団初の連覇を達成した。一方、敗れたブルージェイズは9回1死までリードしながら最後の最後で追い付かれ、32年ぶりのワールドチャンピオンを逃した。試合後、指揮官から信じられない言葉が飛び、波紋を呼んでいる。
あとアウト2つだった。8回途中から投入した守護神ジェフ・ホフマンを9回も続投。1死を奪ったものの、ミゲル・ロハスに痛恨の同点ソロを被弾。地元ファンで埋まったロジャース・センターは静まり返った。その裏には1死満塁のサヨナラの絶好機を作るが、山本由伸から得点を奪えず。延長11回に1点を勝ち越されると、その裏は1死一、三塁にまでつなげたが、あと一歩届かなかった。
専門メディア『Dodgers Nation』によると、試合後の会見で、ジョン・シュナイダー監督は「辛い」と沈痛な表情で切り出した。「我々は素晴らしい野球をしたと思う。両チームとも終盤にチャンスがあった。選手たちには同情する。ブルージェイズは特別な集団だ」と胸を張った。
だが会見の中で、一部の現地記者から「この試合を振り返った時、2つの強豪がぶつかり合った結果と見るか? それとも勝つためのチャンスはすべてあったと見るか」と尋ねられると、「両方だ」と回答。少々敬意を欠く質問に指揮官は、さっきまでの穏やかな表情とは一変。顔を紅潮させたシュナイダー監督は「Fワード」を繰り出し、感情を露わにした。
「我々にはドジャースをスイープするチャンスがあった。ブルージェイズの野球をしたと思うし、我々の野球は誰にも負けていない。シリーズが始まる前は、周りの人々がこの戦いを『ダビデとゴリアテ(巨人と少年)の戦いだ』と呼んでいたようだが、そんなものはクソほどでもない」
最後に指揮官は「ブルージェイズは強いんだ」と強調。最後まで勇敢に戦い、スター軍団を追い詰めた自軍の選手たちを称えて会見場を後にした。
構成●THE DIGEST編集部
【ワールドシリーズ第7戦展望】両軍とも投手陣は“総力戦”の様相。ドジャースは大谷、佐々木の起用法がカギ?<SLUGGER>
あとアウト2つだった。8回途中から投入した守護神ジェフ・ホフマンを9回も続投。1死を奪ったものの、ミゲル・ロハスに痛恨の同点ソロを被弾。地元ファンで埋まったロジャース・センターは静まり返った。その裏には1死満塁のサヨナラの絶好機を作るが、山本由伸から得点を奪えず。延長11回に1点を勝ち越されると、その裏は1死一、三塁にまでつなげたが、あと一歩届かなかった。
専門メディア『Dodgers Nation』によると、試合後の会見で、ジョン・シュナイダー監督は「辛い」と沈痛な表情で切り出した。「我々は素晴らしい野球をしたと思う。両チームとも終盤にチャンスがあった。選手たちには同情する。ブルージェイズは特別な集団だ」と胸を張った。
だが会見の中で、一部の現地記者から「この試合を振り返った時、2つの強豪がぶつかり合った結果と見るか? それとも勝つためのチャンスはすべてあったと見るか」と尋ねられると、「両方だ」と回答。少々敬意を欠く質問に指揮官は、さっきまでの穏やかな表情とは一変。顔を紅潮させたシュナイダー監督は「Fワード」を繰り出し、感情を露わにした。
「我々にはドジャースをスイープするチャンスがあった。ブルージェイズの野球をしたと思うし、我々の野球は誰にも負けていない。シリーズが始まる前は、周りの人々がこの戦いを『ダビデとゴリアテ(巨人と少年)の戦いだ』と呼んでいたようだが、そんなものはクソほどでもない」
最後に指揮官は「ブルージェイズは強いんだ」と強調。最後まで勇敢に戦い、スター軍団を追い詰めた自軍の選手たちを称えて会見場を後にした。
構成●THE DIGEST編集部
【ワールドシリーズ第7戦展望】両軍とも投手陣は“総力戦”の様相。ドジャースは大谷、佐々木の起用法がカギ?<SLUGGER>




