2025年のオフシーズン、ニューヨーク・ヤンキースはフリーエージェント（FA）市場で注目の打者のひとり、フィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーの獲得に興味を示している。米スポーツメディア『ESPN』のジェシー・ロジャース記者が報じた。

　同記者は「もし（今オフFAの）コディ・ベリンジャーがチームを去った場合、シュワーバーはヤンキース打線のバランスを取る存在になり得る」と指摘。「ヤンキー・スタジアム右翼側の“ショートポーチ”を考えれば、ホームランの数はとんでもないことになるだろう」と期待を寄せた。
  　左打ちのシュワーバーにとって、ヤンキースの本拠地は右翼が約95.7メートルと狭く、外野フェンスも低いため、左打者にとってはホームランが特に出やすい球場として知られている。

　ヤンキース専門メディア『Fireside Yankees』もこの報道に対して、「カイル・シュワーバーのヤンキース移籍が浮上している。シュワーバー、ブロンクスへ？」と公式Xに綴り、関心を示した。

　シュワーバーは今季162試合に出場し、打率.240、132打点、OPS.928（出塁率.365、長打率.563）をマーク。56本塁打を放ち、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平を１本差で抑えてタイトルを獲得。打点王とのリーグ二冠に輝く成績を残した。

　32歳の強打者の去就に今後も注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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