トロント・ブルージェイズのスター遊撃手、ボー・ビシェットがフリーエージェント（FA）となるにあたり、球団が彼と再契約するために提示すべき契約内容が報じられた。

　現地11月９日、米スポーツメディア『ClutchPoints』は「ブルージェイズはビシェットに対し、７年総額１億9000万ドル（約293億円）の契約を提示すべきだ」と伝えている。
  　2019年にMLBデビューしたビシェットは、球団生え抜きの中心選手として活躍してきた。25年レギュラーシーズンは139試合に出場し、打率.311、出塁率.357、OPS.840を記録。打率はアメリカン・リーグで２位に位置し、リーグ屈指の打撃力を示した。

　同メディアは「ビシェットはMLBで最も完成度の高い打者のひとりであり、守備の要である遊撃手を務めている。27歳という年齢もキャリアのピークにあり、複数球団が獲得を狙うだろう」と指摘。そのうえで、「ブルージェイズが本気で26年のワールドシリーズ優勝を目指すなら、７年１億9000万ドルの契約は不可欠だ」と強調した。

　この７年総額１億9000万ドルの契約は、ビシェットに１シーズン平均で約2710万ドル（約42億円）を支払うことになり、「彼のパフォーマンスを考慮すれば、これは双方にとって迷う必要のない取引だ」と伝えている。

　一方で、記事はビシェットの膝やふくらはぎの負傷歴にも触れ「24年は怪我とスランプで苦しんだが、25年は終盤に左膝の捻挫で一時離脱したものの、完全復活を遂げた。球団は生え抜きスターに対し、長期的視点での信頼を示すべきだ」と指摘した。

　同メディアは、生え抜きのビシェットを手放すことなく、ブルージェイズが大型契約を提示することで、ラインナップの中核を担うスターを長期的に確保するべきだと結論づけている。

構成●THE DIGEST編集部


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