ロサンゼルス・ドジャースは2025年シーズンのMLBで球団史上初の２連覇を達成。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希らを擁するチームは、来シーズンに３連覇を目指す。

　米スポーツ局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は、「３連覇を目指すロサンゼルス・ドジャースのオフシーズンにおける３つの疑問」と題した記事を掲載。「どのようにブルペンを修正するのか？」「どれほど別の打者を必要としているのか？」「より若くなる必要があるのか？」という疑問について綴った。

「どのようにブルペンを修正するのか？」について、ゴンザレス記者は大一番のワールドシリーズ（WS）第７戦で起用したのが大谷、ジャスティン・ロブレスキー、タイラー・グラスノー、エメット・シーハン、ブレイク・スネル、山本と、先発タイプの投手だけでの継投だった点を挙げ、「25年のドジャースのブルペンがいかに崩壊したかを物語っていた」と主張する。

　そして今オフにはクローザーかピンチをしのげる中継ぎ投手の獲得が必要だと説き、新戦力候補として噂されているエドウィン・ディアズ（メッツからFA）ではなく、「情報筋によると、より可能性が高いのは、興味を示しているデビン・ウィリアムズ（ヤンキース）のような選手だ」と推測した。

　また、ブラッド・ケラー（カブス）、ピート・フェアバンクス（レイズ）、エミリオ・パガーン（レッズ）、カイル・フィネガン（タイガーズ）、ルーク・ウィーバー（ヤンキース）、ロベルト・スアレス（パドレス）も、その候補選手に挙げている。

　続いて「どれほど別の打者を必要としているのか？」に関しては「７月初旬から８月中旬までの33試合のチーム打率は.235で、平均得点はメジャーで６番目に少なかった」と指摘。こう続ける。

「最も簡単な道は外野手を追加すること。今年のフリーエージェントには、ちょうどカイル・タッカー（カブス）とコディ・ベリンジャー（ヤンキース）という二人の外野手がヘッドラインを飾っている」
  　ただ２選手とも高額な年俸が必要となるため、ハリソン・ベイダー（フィリーズ）を狙うか、トレードで別の選手を獲得する選択もありうるとし、「ガーディアンズの外野手スティーブン・クワンと、カージナルスのユーティリティプレーヤーのブレンダン・ドノバン。どちらもいい打席を組み立てられる、コンタクトヒッターだ」と提案した。

　３つ目の「より若くなる必要があるのか？」では、延長18回の末に勝利したWS第３戦の後の戦いぶりを、ゴンザレス記者は「第４戦と第５戦での無気力なパフォーマンスに示されるように、相手よりも消耗していたように見えた。ドジャースは合計３点しか奪えず、連敗を喫した」と回想する。

「現在と将来のバランスを取る長年の探求は、現在の構成で難しい状況に直面している。大谷、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、ウィル・スミスは今後何年も中心選手であり続けるが、ドジャースは彼らの周りにどうやって若い選手を組み込むのか。今オフシーズンはそれに時間を費やすだろう」との見解を示した。

　そして、「ドジャースはより従来の方法で、それを行なうことができる。上位レベルの有望株を少しずつ試合で起用することだ」とし、25年シーズンにメジャーデビューを飾った捕手のダルトン・ラッシングと内野手のアレックス・フリーランド、ドジャース傘下の3Ａオクラホマシティ・コメッツで好成績を残した外野手のライアン・ウォードと、20代の３選手を挙げた。

　最後に「２シーズン連続で40人の投手を起用するというフランチャイズ記録を樹立した後、若手選手をマイナーに置いておき、必要になるまで待つことができる」とし、「ドジャースはすべてを行なうことも、何も行なわないこともできる」と、あらゆる選択肢がドジャースにはあると伝えた。

　MLB王者は今冬、どのような補強を敢行するのだろうか。オフシーズンの動きから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介！ 貴重なショートカット時代も 

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！

【画像】内田有紀、上戸彩、川口春奈、山下美月、森香澄、韓流アイドル…可憐なユニホーム姿が眩しい！ 華やかに“始球式”を彩った美人女優＆タレントたちを大特集！