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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】ロッテと楽天の好調チーム同士の対決に注目。オリックスは苦手メットライフで連敗脱出なるか

氏原英明

2020.06.30

オリックス戦6連勝を含む8連勝と波に乗るロッテは同じく好調の楽天と激突する。写真:産経新聞社

オリックス戦6連勝を含む8連勝と波に乗るロッテは同じく好調の楽天と激突する。写真:産経新聞社

●楽天-ロッテ(楽天生命パーク)
【予告・予想先発】
30日(火)弓削隼人-二木康太
1日(水)涌井秀章-小島和哉
2日(木)塩見貴洋-岩下大輝
3日(金)則本昂大-石川歩
4日(土)岸孝之-種市篤暉
5日(日)石橋良太-美馬学

 2位の楽天が絶好調の首位ロッテを本拠地に迎える。まだ開幕したばかりで首位攻防と呼ぶには早すぎるが、注目の対決であることは間違いない。ホームの楽天としては8連勝と乗りに乗っているロッテの勢いを食い止めたいところだ。

 楽天の注目は2つある。1つめは、涌井が古巣を相手にどのよう投球を見せるか。昨季は不振で、ロッテから「出された」イメージが強い涌井。本人としても古巣を見返したい思いはあるだろう。日曜日に先発する美馬も同じく古巣相手の投球で、こちらも注目だ。
土曜日の先発が予想される岸の状態も気になる。腰の張りで出遅れていたが、二軍調整となった松井裕樹に代わって一軍に昇格する予定。どの程度までコンディションが戻っているか注目される。
 一方のロッテは、初戦の二木がいかにいい流れを持ってこれるかがカギ。昨季の楽天戦は4試合で1勝1敗ながらも防御率は2.28と好投した。打線はリードオフマンの荻野貴司と4番のレアードが好調。6番の中村奨吾がいいつなぎをして、7番の井上晴哉も好調をキープして打線に厚みを加えている。中村と井上は昨季の楽天戦で5本塁打ずつを放っている。期待していいのではないか。

●西武-オリックス(メットライフ)
【予告・予想先発】
30日(火)高橋光成-アルバース
1日(水)今井達也-鈴木優
2日(木)本田圭佑-荒西祐太
3日(金)ニール-山崎福也
4日(土)松本航-田嶋大樹
5日(日)輿座海人-山本由伸

 前節のソフトバンク6連戦を4勝2敗で勝ち越した西武と、ロッテに史上初の同一カード6連敗を喫したオリックス。好対照のチームが対決する。
 

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