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「最高の走りをする男」“神走塁”でサヨナラのホームを踏んだ前田健太を指揮官絶賛!ツインズ投手の代走&得点は27年ぶりの珍事

SLUGGER編集部

2021.07.27

ピッチングではなくまさかの走塁で大活躍のマエケン。日米通して盗塁を記録したことはないが、その俊足はメジャーも認めるところだ。(C)Getty Images

ピッチングではなくまさかの走塁で大活躍のマエケン。日米通して盗塁を記録したことはないが、その俊足はメジャーも認めるところだ。(C)Getty Images

 現地時間7月26日、ミネソタ・ツインズは本拠地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に、6対5で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。その立役者の一人となったのが、延長10回に投手ながら代走で登場し、サヨナラのホームを踏んだ前田健太だった。

 今季、延長戦ではタイブレークが採用されているため、10回裏は走者二塁の状況で開始。当初このランナーとなったのは6番手で登板した投手のケイレブ・シールバーだったが、ここでツインズのロッコ・バルデリ監督は、前田を代走に送り込む。そして2死後、前田はマックス・ケプラーの一打が右中間を破ったのを見て“激走”。一気に二塁からホームへ生還し、チームを勝利へと導いた。
 
 メジャーデビュー戦で本塁打を放つなど、打撃センスが良いのは知られている前田だが、実は代走で起用されるのも今回で4度目で、走塁技術もメジャーでは一目置かれているのだ。

 実際、バルデリ監督は試合後のコメントで、「この場面で最高の走りをする男を出したいと考えていた。それがマエダだった」と、前田の足にいかに信頼を置いていたかを力説したほどだ。

 なお、ツインズの投手が代走で登場して得点を記録するのは、1994年8月9日のボストン・レッドソックス戦以来、実に27年ぶりの珍事。この時サヨナラのホームを踏んだのは、のちに横浜ベイスターズにも所属するパット・マホームズだった。

 なお、前田は明日の同カードで先発も予定されている。“好走塁”でチームを勝利に導いたのに続き、今度は好投にも期待しよう。

構成●SLUGGER編集部

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