注目された対決は“先輩”に軍配が上がった。
現地時間7月22日、ミネソタ・ツインズ対ロサンゼルス・エンジェルスの試合が行なわれ、エンジェルスが3対2で勝利した。この試合で大きくフォーカスされたのが、ツインズ先発の前田健太と大谷翔平のバトルだ。
【動画】大谷 vs マエケン! 注目の対戦を振り返ろう!
これまで前田と大谷は計2試合対戦し、1本塁打を含む5打数2安打2打点、2三振という結果。前半戦をメジャートップの本塁打数で折り返した大谷を、いかに前田が抑えられるかが、試合の勝敗を大きく左右すると見られていた。
そして1回表、無死一塁の場面でファーストラウンドが幕を開ける。4シーム2球の後はスプリットチェンジでカウント2―2となると、前田が渾身の力で放った90.2マイル(約145.2キロ)の4シームは外角にバシッと決まって空振り三振。
4回の第2打席は先頭打者で大谷を迎え、今度はボール球になるスプリットチェンジで二ゴロ。ここまでは完全に前田のペースで進んでいく。その裏に2点の援護をもらって気が緩んだわけではないだろうが、大谷との対戦ではないところで、まさかの落とし穴が待っていた。1死後に連打でつながれると、9番打者に勝ち越し3ランを被弾。一気に逆転を許してしまう。
どうにか後続を打ち取り、大谷との3度目の対戦。4シーム2球で追い込むと、最後は伝家の宝刀スプリットチェンジで空振り三振に仕留め、傷口を最小限にとどめた。結局、前田は7回を投げて被安打7失点3、6奪三振の力投を見せたが、痛恨の一発で敗戦投手になっている。
この日に見せた前田のピッチングに対して、地元紙『StarTribune』は「ケンタ・マエダが日本史上最強のショウヘイ・オオタニを完璧に抑えた」と称賛しつつも、「唯一のミスが9番への被弾だった」として、“もったいない”結果に終わったことを悔やんでいた。
黒星がついたとはいえ、上々の内容だった前田の一方で、心配なのは大谷だ。オールスター後の6試合は24打数4安打1本塁打、打率.167、14三振とミスショットが目立っている。元々、三振は少なくなかったとはいえ、疲労の影響なのか力強さが失われているようにも見えている。ここからしっかり修正することを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間7月22日、ミネソタ・ツインズ対ロサンゼルス・エンジェルスの試合が行なわれ、エンジェルスが3対2で勝利した。この試合で大きくフォーカスされたのが、ツインズ先発の前田健太と大谷翔平のバトルだ。
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これまで前田と大谷は計2試合対戦し、1本塁打を含む5打数2安打2打点、2三振という結果。前半戦をメジャートップの本塁打数で折り返した大谷を、いかに前田が抑えられるかが、試合の勝敗を大きく左右すると見られていた。
そして1回表、無死一塁の場面でファーストラウンドが幕を開ける。4シーム2球の後はスプリットチェンジでカウント2―2となると、前田が渾身の力で放った90.2マイル(約145.2キロ)の4シームは外角にバシッと決まって空振り三振。
4回の第2打席は先頭打者で大谷を迎え、今度はボール球になるスプリットチェンジで二ゴロ。ここまでは完全に前田のペースで進んでいく。その裏に2点の援護をもらって気が緩んだわけではないだろうが、大谷との対戦ではないところで、まさかの落とし穴が待っていた。1死後に連打でつながれると、9番打者に勝ち越し3ランを被弾。一気に逆転を許してしまう。
どうにか後続を打ち取り、大谷との3度目の対戦。4シーム2球で追い込むと、最後は伝家の宝刀スプリットチェンジで空振り三振に仕留め、傷口を最小限にとどめた。結局、前田は7回を投げて被安打7失点3、6奪三振の力投を見せたが、痛恨の一発で敗戦投手になっている。
この日に見せた前田のピッチングに対して、地元紙『StarTribune』は「ケンタ・マエダが日本史上最強のショウヘイ・オオタニを完璧に抑えた」と称賛しつつも、「唯一のミスが9番への被弾だった」として、“もったいない”結果に終わったことを悔やんでいた。
黒星がついたとはいえ、上々の内容だった前田の一方で、心配なのは大谷だ。オールスター後の6試合は24打数4安打1本塁打、打率.167、14三振とミスショットが目立っている。元々、三振は少なくなかったとはいえ、疲労の影響なのか力強さが失われているようにも見えている。ここからしっかり修正することを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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