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MLB

「日本史上最強のオオタニを抑えた」大谷翔平から2三振の前田健太を地元紙が称賛!一方で「唯一のミス」への嘆き節も

THE DIGEST編集部

2021.07.23

前田(左)vs大谷(右)の注目の対決は前田が完勝。大谷はオールスター後にらしくない打撃が続いている。(C)Getty Images

前田(左)vs大谷(右)の注目の対決は前田が完勝。大谷はオールスター後にらしくない打撃が続いている。(C)Getty Images

 注目された対決は“先輩”に軍配が上がった。

 現地時間7月22日、ミネソタ・ツインズ対ロサンゼルス・エンジェルスの試合が行なわれ、エンジェルスが3対2で勝利した。この試合で大きくフォーカスされたのが、ツインズ先発の前田健太と大谷翔平のバトルだ。

【動画】大谷 vs マエケン! 注目の対戦を振り返ろう!

 これまで前田と大谷は計2試合対戦し、1本塁打を含む5打数2安打2打点、2三振という結果。前半戦をメジャートップの本塁打数で折り返した大谷を、いかに前田が抑えられるかが、試合の勝敗を大きく左右すると見られていた。

 そして1回表、無死一塁の場面でファーストラウンドが幕を開ける。4シーム2球の後はスプリットチェンジでカウント2―2となると、前田が渾身の力で放った90.2マイル(約145.2キロ)の4シームは外角にバシッと決まって空振り三振。
 
 4回の第2打席は先頭打者で大谷を迎え、今度はボール球になるスプリットチェンジで二ゴロ。ここまでは完全に前田のペースで進んでいく。その裏に2点の援護をもらって気が緩んだわけではないだろうが、大谷との対戦ではないところで、まさかの落とし穴が待っていた。1死後に連打でつながれると、9番打者に勝ち越し3ランを被弾。一気に逆転を許してしまう。

 どうにか後続を打ち取り、大谷との3度目の対戦。4シーム2球で追い込むと、最後は伝家の宝刀スプリットチェンジで空振り三振に仕留め、傷口を最小限にとどめた。結局、前田は7回を投げて被安打7失点3、6奪三振の力投を見せたが、痛恨の一発で敗戦投手になっている。

 この日に見せた前田のピッチングに対して、地元紙『StarTribune』は「ケンタ・マエダが日本史上最強のショウヘイ・オオタニを完璧に抑えた」と称賛しつつも、「唯一のミスが9番への被弾だった」として、“もったいない”結果に終わったことを悔やんでいた。

 黒星がついたとはいえ、上々の内容だった前田の一方で、心配なのは大谷だ。オールスター後の6試合は24打数4安打1本塁打、打率.167、14三振とミスショットが目立っている。元々、三振は少なくなかったとはいえ、疲労の影響なのか力強さが失われているようにも見えている。ここからしっかり修正することを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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