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MLB

審判への“神対応”ぶりを評価!ピッチングニンジャが大谷翔平を「年間最優秀粘着物質チェック賞」に選出

THE DIGEST編集部

2021.11.11

嫌な顔ひとつ見せず、笑顔でチェックに対応する大谷。その姿に惹かれた分析家が独自の賞を用意した。(C)Getty Images

嫌な顔ひとつ見せず、笑顔でチェックに対応する大谷。その姿に惹かれた分析家が独自の賞を用意した。(C)Getty Images

 今季の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、二刀流での圧巻のプレーもさることながら、紳士的振る舞いで世界中のファンを虜にさせた。

 今季のMLBにおいて「リアル二刀流」で一大フィーバーを巻き起こした躍動したサムライは、アメリカン・リーグのMVPファイナリストに名を連ねるほどの高評価を得ている。そしてプレー以外でも球場で見せた爽やかな行動は、事あるごとにSNSなどで取り上げられ、ファンを大いに盛り上げた。

【動画】「年間最優秀粘着物質チェック賞」に輝いた大谷!その神対応ぶりをチェック

 そんな27歳の行動に目をつけたひとりが「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏だ。同氏は今オフにレギュラーシーズンに起きた珍な出来事をピックアップし、「ママに怒られたで賞」や「年間最優秀ボーク賞」など独自な目線で優秀選手を選出している。そのひとつ「年間最優秀粘着物質チェック賞」に輝いたのが大谷だった。

 MLBは今季途中から審判が1登板につき1度以上、異物付着(滑り止めのロジン以外)の有無のチェックをするという“新ルール”を設けた。この急な規定変更に不満や怒りを露わにした投手が相次いだなかで、大谷は嫌な顔どころか常に笑顔で対応をした。
 
 フリードマン氏は「勝者はオオタニ。ザ・ウインク」と題して、他とは一線を画した大谷の動画を紹介した。その内容は現地時間9月26日のシアトル・マリナーズ戦での振る舞いだった。マウンドから自軍ベンチに戻る間、審判にウィンクで合図して自ら歩み寄った偉才は、帽子とグローブを差し出し、終始笑顔でチェックに協力したのである。

 この行動は当時も話題となり、「彼はおそらくリーグで最も愛らしいプレーヤーなんじゃないかな」「エリート級の優しさを兼ね備えた、まさにトリプルスレットだ」などと現地記者に評価された。

 実力とともに一流の気品を兼ね備える大谷。そんな彼は「コミッショナー特別表彰」など早くも6冠を手にしているが、果たして「アメリカン・リーグMVP」の栄光を獲得できるか。発表は現地時間11月18日だ。

構成●THE DIGEST編集部 

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