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ウッズやボンズら“偉人”に比肩!米メディアが「歴史に残る快挙ランク」で大谷翔平の二刀流を選出「こんな選手は今までいなかった」

THE DIGEST編集部

2022.01.25

二刀流で異彩を放った大谷。彼はウッズ(左)やボンズ(右)といった今なお伝説と語り継がれるレジェンドたちとともに栄えあるランキングに選ばれた。(C)Getty Images

二刀流で異彩を放った大谷。彼はウッズ(左)やボンズ(右)といった今なお伝説と語り継がれるレジェンドたちとともに栄えあるランキングに選ばれた。(C)Getty Images

 2021年シーズンの大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が披露した快進撃は、球史はもちろん、スポーツ史に残るものだった。

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 渡米4年目のサムライは投打で違いを生み出した。打撃では本塁打王争いに最後まで絡む46ホーマーに加え、100打点、103得点をマーク。投げても23先発(130.1回)で、防御率3.18、156奪三振を記録。“リアル二刀流”で球界を席巻し、ベーブ・ルースですら成しえなかった史上初となる投打5部門での「クインタプル100」(イニング、奪三振、安打、得点、打点)もやってのけたのである。

 アメリカン・リーグのMVPも当然のように受賞した。それも全米記者連盟の投票によって行なわれる同賞では史上19人目、日本人では初となる満票による選出。大谷の凄みを野球の本場が認めた瞬間だった。

 今月12日には、米老舗ファッション誌『GQ』の表紙を飾るなど、その知名度はもはやスポーツ界だけにとどまらない感すらある。そんな二刀流戦士の功績は衰えずに評価され続けている。現地時間1月23日には、米スポーツ専門メディア『The Athletic』が、「アメリカの歴史的快挙」と銘打った独自ランキングを設定。全体の8位に大谷の“リアル二刀流”を選んだ。
 ランクされたのは、バリー・ボンズ(野球)、サイ・ヤング(野球)、タイガー・ウッズ(ゴルフ)、ベーブ・ルース(野球)、ウェイン・グレツキー(アイスホッケー)ら、いずれも世界的にヒストリカルなアスリートばかりだ。そのなかで8位に選ばれた大谷について、同メディアはこう論じた。

「エンジェルスの強打者兼投手であるオオタニは、そのマウンド上と打席で見せつける剛腕ぶりから、『現代のベーブ・ルース』と呼ばれることもある。しかし、実際に彼が2021年シーズンにやってのけたのは、ルースとの比較よりもさらに驚くべきものだ。オオタニはルースが決してしなかったことをした。彼は156個の三振を奪った年に、46本の本塁打を放ったのだ。MLB史上で、投手として100個以上の三振を奪いながら、シーズン10本以上の本塁打を記録した選手は他にいない」

 大谷の凄みを如実に物語る数字を列挙した同メディアは、さらに続ける。

「オオタニの実力が他と異なるのは明らかだ。彼はシーズン100以上の奪三振を達成した歴代投手たちの400倍もの本塁打を放ち、シーズン40本塁打を放った打者たちの1000倍もの三振を奪ったのだ。こんな選手は今までにいなかった」

 かのルースもシーズンを通しての二刀流はわずか2年(18年、19年)しかやれていない。今季以降の大谷には、“野球の神様”を超える継続的な活躍が期待されるが、はたしてどうなるか。もしも、達成できれば、『The Athletic』のランキングも変動しそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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