大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が投じた“変化量の大きいスライダー”いわゆる”スイーパー”が米国で話題を呼んでいる。

　現地３月30日にオークランド・アスレティックスとの開幕戦で先発投手を務めた大谷は、６回（93球を投げ）、被安打２、与四球３、10奪三振、無失点と好投。２年連続での大役を果たした。

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　試合後もなお注目されているのは、２回２死無塁でラモン・ローレアーノへ投じた１球だ。フルカウントからの６球目、背番号17は85.2マイル（約137.09キロ）のスイーパー（横曲がりの幅が大きいスライダー）を投じた。ローレアーノはこれに合わせるようにバットを出したものの、ボールは手元で大きく外側へ逃げるように変化。ものの見事にバットは空を切ったのだ。
  　これには「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、「22インチも（約56センチ）も平行移動した！」と驚きを持って報じると、米局『WSFA 12 News』のジャマル・ケネディ記者は、「実に非常識なボールだ」と反応。

　日米ファンも目を丸くしたようで、「キレッキレだな」「瞬き厳禁だ」「エグい」「全部反則だな」「ゲームみたいな軌道してらっしゃる…」「大谷さん曲がりすぎ問題」などとコメントをしている。

　試合は、５回に１点を先制したエンジェルスだが８回に逆転を許し、結局１対２で初戦を落とした。

構成●THE DIGEST編集部

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