なんとひとつのゲームで104マイル（約167.3キロ）超えを３球もマークした。

　現地５月24日、ミネソタ・ツインズは本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦し、７対１で勝利した。その９回のマウンドに立ち、2/3回をピシャリと抑えたのが、ツインズの守護神であるジョアン・デュランだ。

　MLB公式サイトによると、この日デュランは今季のMLBで最速となる104.6マイル（約168.3キロ）を叩き出した。ほかに最後の打者を三振に仕留めたフォーシームも104マイルを記録するなど、３度に渡って大台超えを果たしたのだ。

　それまではジョーダン・ヒックス（セントルイス・カーディナルズ）とアロルディス・チャップマン（カンザスシティ・ロイヤルズ）の103.8マイル（約167.0キロ）が今季最速だった。デュラン本人にとっても104.6マイルはキャリアハイで、昨季の９月に記録した103.8マイルのベストを大幅に更新している。
  　さらにMLB公式サイトは「2008年から始まった現在の計測方式において、デュランは104マイル以上の球を投げた８人目である」と紹介し、「１試合で104マイル以上の球を２球以上投げたのは、ヒックス、チャップマン、そしてデュランの３人だけだ」と伝えている。ちなみにチャップマンはMLB史上最速105.1マイル（約169.1キロ／2010年９月）のレコードを持つ35歳だ。

　MLB公式ツイッターや“ピッチングニンジャ”ことロブ・フリードマン氏などがSNS上に動画を配信すると、フォロワーからは驚嘆の声が上がった。「最後、これ浮いてないか？」「気分がスカッとするね」「まるで小さなジェット機だ」「攻略不可能」「怪物だよ」「何回も観ちゃう」「重力がおかしくなってるぞ」などなど、さまざまな感想が寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】デュランが投じた今季MLB最速の“104.6マイル”をチェック！

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