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MLB

「成績と耐久性の両面で信頼できる!」MLB挑戦を表明した日本ハム・上沢直之に米移籍専門サイトが熱視線!過去3年の投球回数に着目

THE DIGEST編集部

2023.10.30

2023年シーズンに9勝を挙げた上沢。7月にはオールスターでも登板している。写真:鈴木颯太朗

2023年シーズンに9勝を挙げた上沢。7月にはオールスターでも登板している。写真:鈴木颯太朗

 10月28日に北海道日本ハムファイターズの上沢直之が、ポスティングシステムでのMLB移籍を目ざすと表明した。

 上沢は今季、前半戦で6勝を挙げて自身3度目のオールスター出場を果たすも、夏場以降は3勝にとどまって9勝9敗、防御率2.96、与四球率7.5パーセント、奪三振率19.67パーセントという成績を残した。投球回数はリーグトップの170回を記録し、最下位に終わった日本ハムの投手陣でエースとしての役割を担った。

【動画】MLB挑戦を表明した上沢直之投手の記者会見をチェック!

 シーズン中にスカウトが視察に訪れるなど、MLB関係者も関心を寄せていた右腕のメジャー挑戦に米メディアも反応した。米球界の移籍情報などを扱う『MLB Trade Rumors』は現地10月28日に上沢の特集記事を配信し、これまでのキャリアやメジャー移籍についての見解を綴っている。

 同メディアは2014年でのデビュー以降から現在までの成績について「怪我から復帰し、パンデミックによって短縮された2020年シーズンには102イニングを投げ、過去3シーズンでそれぞれ少なくとも152イニングを投げている」と振り返り、さらに「成績と耐久性の両面で信頼できる先発投手に成長した」と、スタミナ面も含めたスキルを紹介した。
 
 また、過去にも同サイトで定期的に取り上げていたこと、テキサス・レンジャーズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、シンシナティ・レッズ、カンザスシティ・ロイヤルズ、シカゴ・カブス、ロサンゼルス・エンジェルスといった球団関係者が視察に足を運んだことも伝えている。

 その一方で、今オフのメジャー移籍が噂される他の日本人投手の名前を挙げながら、「ヨシノブ・ヤマモト(山本由伸/オリックス・バファローズ)、ショウタ・イマナガ(今永昇太/横浜DeNAベイスターズ)といったNPBのスター選手ほどの注目度はないものの、特別な大型契約を必要としない中堅投手として興味深い存在だ」とFA市場での位置付けも見通した。

 記事では、「平均球速が90.8マイル(約150キロ)前後で、圧倒的な腕力はない」と記しながらも、近年の投球回数に着目。この点に高い評価を付けている。右肘の手術や左膝の骨折を乗り越えて心身ともに強靭になった上沢が無事に入札を受け、そしてMLBでどんな投球を見せてくれるのか。期待は膨らむ。

構成●THE DIGEST編集部

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