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プロ野球

「ロッテに外野手のレギュラーは一人もいない」西武では“守備の人”だった愛斗の打撃覚醒で世代交代は進むか?

THE DIGEST編集部

2024.02.04

現役ドラフトで西武からロッテへ移籍した愛斗。レギュラー獲りへ求められるのは…。写真:岩国誠

現役ドラフトで西武からロッテへ移籍した愛斗。レギュラー獲りへ求められるのは…。写真:岩国誠

 ロッテ石垣島キャンプ第1クール3日目。好天に恵まれ、強い日差しが照りつけた”猛暑”の3日間、最後のひとりになるまで、室内練習場でバットを振り続けていた男がいる。現役ドラフトで西武からロッテへと移籍し、新天地でプロ9年目を迎えた愛斗(26)だ。

 全体練習と個別メニューをひと通り終えた後の自主練習。「とにかく振ること、強く振ること」を意識しながら、ただひたすらにマシンのボールを打ち続ける。その数は、かごに入ったボール11ケース分(およそ1100球)、時間にして2時間は軽く超え、照りつけていた日差しも、気がつけば西日になっていた。

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「(バットを)振る体力がないと、1シーズン持たない。シーズンでは試合もあるので(打ち込みが)できない時もある。今やれることはやっておいた方がいいなと」

 西武時代にもアーリーワークから、ホテルへの最後の送迎バスが出るまで、時間ギリギリまでバットを振り込んでいた。単純に練習時間だけを比較すると、こなしている練習量に大きな差はないようにも思える。

 しかし話を聞くと、ロッテでは西武時代よりも練習開始時間が遅く、全体練習に費やす時間も短いのだという。さらには宮崎と沖縄では気温が10℃以上も違うなど、去年までのキャンプとは相違点も多い。そのことが戸惑いになるのではなく、むしろ新天地でのレギュラー獲りを目指すのに好都合だと捉えていた。

「朝は弱いので(練習開始が)遅いのはありがたいですし、暖かい方が(動きやすいので)嬉しいというのはあります。あと、西武時代より個人練習が長く取れて、じっくり自分の時間として使えています」

 これまでの成績を見れば、打撃に課題があることは十分すぎるくらい理解している。理想は去年の本塁打王・浅村栄斗のような”フルスイング”で結果を残せること。そのために、西武時代の先輩でもある去年の本塁打王に4年連続で弟子入り。自主トレに参加し、今年も貪欲に、打撃極意の吸収を目指してきた。

「(浅村は)僕の中では、右打者で1番のバッター。(自主トレでは)その日によって、今日はここの部分を取り組んで、わからなかったら聞こうということを毎日やってきました」

 浅村との自主トレで学んだことを自分のものにできるのか。そのためにも自分と向き合いながらバットを振り込める個人練習に、多くの時間を使えることは、いい効果がありそうだ。

 入団会見で守備への絶対的な自信を語っていた愛斗の加入は、ロッテ外野陣にどのような影響をもたらすのか。実際に一軍の外野陣を任されている大塚明外野守備兼走塁コーチに聞いた。

「(愛斗の加入が)ひとつの起爆剤にはなると思います。(守備は)うまい子。打球勘があって、肩が強く、スローイングもいいもんね」
 
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