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東京シリーズで1勝の山本由伸は「サイ・ヤング賞候補に入る」と米記者主張も「ただ、ドジャースの最優先事項は個人タイトルではなく…」

THE DIGEST編集部

2025.03.22

東京シリーズの開幕戦で先発して勝利投手となったドジャースの山本。(C)Getty Images

東京シリーズの開幕戦で先発して勝利投手となったドジャースの山本。(C)Getty Images

 東京シリーズの開幕戦に先発して勝利投手となったロサンゼルス・ドジャースの山本由伸に、大きな注目が集まっている。米メディア『Yahoo Sports』のジョーダン・シュスターマン記者は東京で今シーズン1勝目を挙げた山本について、「サイ・ヤング賞を受賞できるのか」と自問。「素材と能力、最新の登板内容から、もちろんサイ・ヤング賞候補に入るはずだ」と続けた。

「MLB1年目の24年シーズンに山本は18回の先発登板で90イニングを投げて、防御率は3.00。奪三振率28.5パーセントは、90イニング内の投手のなかで12位の数字だった。もし、ソウルで喫した初先発時の1回5失点を除けば、防御率は89イニングで2.53という計算になる。今年もこのペースなら、サイ・ヤング賞を獲得できるだろう」

 こう記したシュスターマン記者は、一方で課題も記載した。

「先発投手がかつてないほど短いイニングを投げるようになっている今日、より多くのイニングをこなせる投手は重要だ。山本は24年に約3か月故障離脱した。健康だった時でさえ1試合平均は5イニング。サイ・ヤング賞を受賞したクリス・セール(アトランタ・ブレーブス)のそれは6回1/3だった。ドジャースは1年目の山本に投球制限を課していたが、サイ・ヤング賞を狙うのであれば長いイニングを投げ、シーズンを通して最低でも150イニングを超える必要がある」

【画像】MLB開幕戦の先発で東京ドームのマウンドに立ったドジャース山本由伸を特集!
 
 このようにシュスターマン記者は、山本がサイ・ヤング賞を視野に入れたいのなら長いイニングの登板が必須だと主張している。

「ただ、ドジャースが山本に対して多くのイニングを投げさせる可能性は低いだろう。10月のプレーオフに向けて山本の健康状態を保つことがチームの最優先事項であり、サイ・ヤング賞を狙うために無理を強いることはないはずだ」

 メジャー1年の山本は、18回の先発で7勝2敗、防御率3.00の成績だった。はたして2年目はいくつの白星を重ね、どれくらいの防御率を記録するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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