ニューヨーク・ヤンキースのジャズ・チゾムJr.が、４月下旬に脇腹を痛め、約１ヶ月間の離脱を経て、現地３日のクリーブランド・ガーディアンズ戦で復帰を果たした。苦しいリハビリを乗り越え、グラウンドに戻ってきた彼の存在はチームに大きな活気をもたらした。
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　試合後、米スポーツメディア『SNY』の取材に対し、アーロン・ブーン監督はチゾムJr.について「スピード、守備、勝負強さ。彼の持ち味がすぐに出た」と語り、そのプレーぶりを高く評価した。
  　チゾムJr.は怪我からの復帰について「毎日ベンチに座っている間は、復帰のことばかり考えていた。特に、最高のスタートを切れたわけではなかったので」と、離脱中の苦悩を吐露。しかし「でも同時に、強い気持ちで戻ってきて、シーズンをやり直す。すべてを新たに始めるつもりだ」と、前向きな姿勢を見せた。

　また、チーム事情により三塁での出場を求められたチゾムJr.は「勝つためなら何でもする」と即答。過去には外野へのコンバートも経験しており「ヤンキースは自分にとって一番好きなチーム。ただ勝利に貢献したいだけ」と、ヤンキースへの深い愛情と忠誠を示した。

　守備の変更については「精神的に難しい」と認めつつも、チゾムJr.は「アーロン・ジャッジやアンソニー・ボルピーが常に声をかけてくれるし、監督とも信頼関係があるので、何でもやる気になる」と話し、チーム内の結束力の強さを明かした。

　怪我を乗り越え、新たな気持ちでシーズンを再スタートさせたチゾムJr.。彼の復帰はヤンキースに勢いを与え、今後の躍進に欠かせない存在となるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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