NBA史上最強のデュオは誰か――。
GOAT(史上最高の選手)論争とともに、バスケットボール界で盛り上がるテーマのひとつだ。
最強デュオとして常に名前が挙がるのは、シカゴ・ブルズで2度の3連覇を成し遂げたマイケル・ジョーダン&スコッティ・ピッペン、ロサンゼルス・レイカーズで2000~02年に優勝を果たしたシャキール・オニール(シャック)&コビー・ブライアント、1980年代のレイカーズ黄金期を支えたカリーム・アブドゥル・ジャバー&マジック・ジョンソンらだろう。
元NBA選手のチェニング・フライとリチャード・ジェファーソンは、自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Road Trippin'』で“仮想の2対2をしたら”というテーマでトークを展開。フライは問答無用でレイカーズ時代のシャック&コビーをチョイスした。
一方、ジェイソン・キッド、ティム・ダンカン、ダーク・ノビツキーといった殿堂入り選手や、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やレブロン・ジェームズ(レイカーズ)など現代を代表するスーパースターと共闘した経験を持つジェファーソンは、「マジック&カリームを選びたいが、正直言って、マジックとカリームは負けると思う。マジック&カリームはMJ(ジョーダン)&ピッペンに負けるんだ」と見解を述べた。
ジェファーソンは、ジャバーがペイントエリアで圧倒的な存在感を示すだろうと主張しつつも、ピッペンの卓越したディフェンスならば、身長差15cmのハンデ(ピッペン203cm、ジャバー218cm)があっても互角に戦えると確信しているという。
「誤解しないでほしいが、カリームは支配的だった。だが全盛期のスコッティ・ピッペンと全盛期のカリームを比較すれば、ピッペンはポストでカリームに対して十分に対抗できるだろう」
さらにジェファーソンは、最大の問題はジャバーのディフェンスと指摘。ジャバーはブロック王にも4回輝いているが、ペリメーターでは不利になると述べた。
「スカイフックは確かに誰にも止められない。でも、カリームはペリメーターに出てスコッティをマークできるか?スコッティ相手に“子犬”をぶつけようとは思わない。そうなるとMJ対マジックの構図になる」
その上で、ジェファーソンはフライが推したシャック&コビーについても「その組み合わせは究極だ。それは人々も理解している」と認めていた。
構成●ダンクシュート編集部
ジョーダン&ピッペンとシャック&コビー、“史上最強デュオ”はどっち?両者と対戦した名手ミラーが選んだのは……<DUNKSHOOT>
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元NBA選手のチェニング・フライとリチャード・ジェファーソンは、自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Road Trippin'』で“仮想の2対2をしたら”というテーマでトークを展開。フライは問答無用でレイカーズ時代のシャック&コビーをチョイスした。
一方、ジェイソン・キッド、ティム・ダンカン、ダーク・ノビツキーといった殿堂入り選手や、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やレブロン・ジェームズ(レイカーズ)など現代を代表するスーパースターと共闘した経験を持つジェファーソンは、「マジック&カリームを選びたいが、正直言って、マジックとカリームは負けると思う。マジック&カリームはMJ(ジョーダン)&ピッペンに負けるんだ」と見解を述べた。
ジェファーソンは、ジャバーがペイントエリアで圧倒的な存在感を示すだろうと主張しつつも、ピッペンの卓越したディフェンスならば、身長差15cmのハンデ(ピッペン203cm、ジャバー218cm)があっても互角に戦えると確信しているという。
「誤解しないでほしいが、カリームは支配的だった。だが全盛期のスコッティ・ピッペンと全盛期のカリームを比較すれば、ピッペンはポストでカリームに対して十分に対抗できるだろう」
さらにジェファーソンは、最大の問題はジャバーのディフェンスと指摘。ジャバーはブロック王にも4回輝いているが、ペリメーターでは不利になると述べた。
「スカイフックは確かに誰にも止められない。でも、カリームはペリメーターに出てスコッティをマークできるか?スコッティ相手に“子犬”をぶつけようとは思わない。そうなるとMJ対マジックの構図になる」
その上で、ジェファーソンはフライが推したシャック&コビーについても「その組み合わせは究極だ。それは人々も理解している」と認めていた。
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