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「現代NBAでビッグマンは絶滅しそう」元グリズリーズのランドルフが選手の進化とポジションレス化に言及<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.09.22

ランドルフが現代NBAのビッグマンについて語った。(C)Getty Images

ランドルフが現代NBAのビッグマンについて語った。(C)Getty Images

 現地時間9月19日、イマン・シャンパート(元ニューヨーク・ニックスほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『All In』の最新回が公開。メンフィス・グリズリーズのレジェンドで、永久欠番にもなっているザック・ランドルフとトニー・アレンがゲストで出演した。

 PF(パワーフォワード)のランドルフはNBAキャリア17シーズンのうち、8シーズンをグリズリーズでプレー。ウイングの守備巧者アレンはキャリア14シーズンをプレーし、グリズリーズに7シーズン所属。両者は2010-11~16-17シーズンまで、7年間ともに戦った。

 当時のチームはセンターにマルク・ガソル、ポイントガードにマイク・コンリー(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)を擁し、ランドルフとアレンを含めた4選手が主軸を務めて2011~17年にかけて7年連続でプレーオフへ進出。2012-13シーズンにフランチャイズ史上ベストの56勝26敗(勝率68.3%)をマークし、球団史上唯一のカンファレンス・ファイナル進出を飾った。

 公称206cm・113kgのランドルフは、グリズリーズ在籍1年目の2009-10シーズンに平均20.8点、11.7リバウンドを記録してオールスターに初選出。フィジカルの強さと横幅を活かしたポストプレー、ジャブステップで相手とのタイミングをずらし柔らかいタッチで繰り出すミッドレンジジャンパーを武器に得点を量産した。
 
“Z-Bo”の愛称で親しまれたビッグマンは、グリズリーズでレギュラーシーズン551試合に出場してキャリア平均16.8点、10.2リバウンド、2.0アシストを記録。9261得点と551試合出場、出場1万7928分、フィールドゴール成功数3731本はいずれも球団歴代3位、5612リバウンドは同2位、フリースロー成功数1736本は同5位と上位にランクしている。

 そのランドルフは、番組内で自身がプレーしていた時と比較して「今のNBAではビッグマンが絶滅しようとしている気がする」と持論を展開した。

「今だと6フィート7インチ(201cm)、6フィート8インチ(203cm)がビッグマンになっている。彼らのことはハイブリッド版だと呼んでいる。なかには6-8の選手が5人揃ってプレーしているチームもあるし、最長身でも6フィート9インチ(206cm)だ。

 しかも6フィート6インチ(198cm)や6フィート7インチ(201cm)、6フィート11インチ(211cm)の選手がプレーを先導していているんだ。だから俺は彼らのことを混合型と呼んだのさ。今は本当にポジションレスになっていると思うね」
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