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「お前がフリーだったけど、それでもパスしなかった」殿堂入りカーメロの“正直すぎる”エピソードを元同僚が明かす<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.10.01

カーメロの正直すぎるエピソードを元同僚シャンパートが明かした。(C)Getty Images

カーメロの正直すぎるエピソードを元同僚シャンパートが明かした。(C)Getty Images

 今年、バスケットボール殿堂入りを果たしたカーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)は、19年間のNBAキャリアで歴代12位となるキャリア通算2万8289点、2012-13シーズンには得点王に輝くなど、リーグ屈指のスコアラーとして知られた。

 その一方、キャリア通算の平均アシストは2.7とそこまで多くなく、パサーとしてのイメージはほとんどないという識者やファンが大半だろう。そんな典型的なボール保持型スコアラーのカーメロとのエピソードを、ニックス時代にチームメイトだったイマン・シャンパートが、米メディア『All In』の番組『No Limit』の最新回で明かしている。

「俺はメロに『俺がフリーだ』って伝えた。けれどメロは、俺の目を真っ直ぐ見てこう言ったんだ。『見てるよ、シャンプ。わかってる、見えているさ。相手はお前をオープンにした。放っておいていた。俺には見えていたよ。

 ただ、罠にはかからなかった。俺がお前にパスさせるために相手は俺にダブルチームを仕掛けてきたが、俺はその誘いには乗らなかった。トラップをかわし、なんとかシュートを打って、外した。リバウンドを取ってこい』ってね」
 
 シャンパートはキャリア通算のフィールドゴール成功率が39.1%、同3ポイントが33.7%と、決してシュートが上手い選手ではなかった。そのため、カーメロがダブルチームを仕掛けられながらも自らショットに持ち込んだのは、間違った判断ではなかっただろう。

 とはいえ、その事実を隠さず本人に伝えたのは、2人の良好な関係性を示しているとも言える。実際にシャンパートも、「メロ、お前は史上最高に正直な奴だ」と切り出し、こう語った。

「『ああ、お前がフリーだったのを見て、それでもパスしなかった』なんて素直に言える奴はいないよ。誰もそんなことしないけど、俺たちは大人の会話ができたんだ」

 これらの話に加え、2014-15シーズン途中にシャンパートがクリーブランド・キャバリアーズへトレードされた際、カーメロがニックスのフロントに怒りを露わにしたエピソードなどからも、2人の間には確かな信頼関係があったと言えよう。

構成●ダンクシュート編集部

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