元NBA選手のカーメロ・アンソニーは、今年バスケットボール殿堂入りを果たした、リーグ史に名を残すレジェンドの1人だ。自身は2023年に引退を発表したが、同期のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がまだ現役を続けていることには、驚きを隠せないようだ。
史上屈指の豊作年と言われた03年のドラフト全体3位指名でデンバー・ナゲッツに入団したカーメロは、ルーキーイヤーからチームのエースとして君臨。デビューから14シーズン連続で平均20点以上、2006-07シーズンにリーグ2位の平均28.9点、ニューヨーク・ニックス移籍後の12-13シーズンには平均28.7点で得点王獲得と、同世代屈指のスコアラーとして名を馳せた。
現役時代はナゲッツ、ニックスのほか、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、レイカーズでプレーし、通算1260試合に出場して歴代10位の通算2万8289得点をマーク。優勝には手が届かなかったが、21年にはNBA75周年記念チームにも選出された。
カーメロはトーク番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演。「自身が殿堂入りすることを想像していたか?」との問いに、「まさに夢が現実になった瞬間だ。このタイミングは神がかり的なものを感じる。自分が殿堂入りするとは思ってもみなかった」と喜びを口にした。
一方で、ドラフト同期で同じ84年生まれのレブロンは、歴代トップの4万2184得点を誇るだけでなく、40歳となった今も現役リーグトップクラスの成績を残る。自身は38歳でユニフォームを脱いだだけに、「ブロン(レブロン)がまだ現役なんて、信じられない」と率直な思いを口にした。
「俺たちの関係? ブロンは俺のブラザーだ。俺たちは17歳、18歳の頃からずっと一緒にいて、つるんだり、いろんなことを話してきた。俺は殿堂入りすることになった。早く現役を辞めて。こっちに来いよって感じだ(笑)。もう十分すぎる。休めって(笑)」
カーメロは昨夏にNBA選手のポール・ジョージ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)がホストを務めるポッドキャスト『Podcast P with Paul George』に出演した際、マイアミ・ヒートでレブロン、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュと共闘するチャンスがあったものの、「俺はチームの4番手にはなれない」という理由から断ったことを明かしていた。
もし、カーメロがエースとしてプレーすることができていれば、そのキャリアはレブロンと同じくまだ続いていたかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
カーメロの元同僚がナゲッツの永久欠番入りを猛プッシュ「今でもファンは彼に感謝している。メロが大好きなんだ」<DUNKSHOOT>
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史上屈指の豊作年と言われた03年のドラフト全体3位指名でデンバー・ナゲッツに入団したカーメロは、ルーキーイヤーからチームのエースとして君臨。デビューから14シーズン連続で平均20点以上、2006-07シーズンにリーグ2位の平均28.9点、ニューヨーク・ニックス移籍後の12-13シーズンには平均28.7点で得点王獲得と、同世代屈指のスコアラーとして名を馳せた。
現役時代はナゲッツ、ニックスのほか、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、レイカーズでプレーし、通算1260試合に出場して歴代10位の通算2万8289得点をマーク。優勝には手が届かなかったが、21年にはNBA75周年記念チームにも選出された。
カーメロはトーク番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演。「自身が殿堂入りすることを想像していたか?」との問いに、「まさに夢が現実になった瞬間だ。このタイミングは神がかり的なものを感じる。自分が殿堂入りするとは思ってもみなかった」と喜びを口にした。
一方で、ドラフト同期で同じ84年生まれのレブロンは、歴代トップの4万2184得点を誇るだけでなく、40歳となった今も現役リーグトップクラスの成績を残る。自身は38歳でユニフォームを脱いだだけに、「ブロン(レブロン)がまだ現役なんて、信じられない」と率直な思いを口にした。
「俺たちの関係? ブロンは俺のブラザーだ。俺たちは17歳、18歳の頃からずっと一緒にいて、つるんだり、いろんなことを話してきた。俺は殿堂入りすることになった。早く現役を辞めて。こっちに来いよって感じだ(笑)。もう十分すぎる。休めって(笑)」
カーメロは昨夏にNBA選手のポール・ジョージ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)がホストを務めるポッドキャスト『Podcast P with Paul George』に出演した際、マイアミ・ヒートでレブロン、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュと共闘するチャンスがあったものの、「俺はチームの4番手にはなれない」という理由から断ったことを明かしていた。
もし、カーメロがエースとしてプレーすることができていれば、そのキャリアはレブロンと同じくまだ続いていたかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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