現地時間12月5日(日本時間6日)、ヒューストン・ロケッツがホームのトヨタ・センターでフェニックス・サンズを117-98で撃破した。
ロケッツは第2クォーター序盤に9点のビハインドを背負ったものの、このピリオドで44-27と大きく巻き返すと、第3クォーターでも29-14と優勢に試合を展開。最大30点差をつけて試合を決めた。
両チームは今オフ、7チーム間トレードを経てケビン・デュラントがロケッツへ、ジェイレン・グリーンとディロン・ブルックスがサンズへ移籍しており、この試合は注目の再戦となった。
11月24日のサンズ戦を個人的な事情で欠場していたデュラントは、古巣との今季初対決。第1クォーター残り6分15秒にはジャンパーを沈め、NBA歴代8人目となる通算3万1000得点に到達。続く第2クォーターではフィールドゴール成功率87.5%(7/8)で17得点をあげるなど一気にギアを上げ、第3クォーターにも7得点を追加。最終的に28得点、8アシスト、3スティールと圧巻のパフォーマンスを披露した。
これでデュラントの通算得点は3万1024点。歴代7位のウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか/3万1419点)までは残り396点で、長期離脱がなければ今季中にチェンバレンだけでなく、6位のダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス/3万1560点)、5位のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/3万2292点)をも上回る可能性が出てきた。
「普段より少しだけ多くボールに触っていた。自信を持ってショットを打ったんだ。確率の法則というものがあってね。第1クォーターでは良いショットをいくつか落としたけど、同じようなシュートを打ち続けていれば、いずれ自分に返ってくる。つまり入るようになると思ったんだ」
試合後にそう語ったデュラント。キャリア18年目の今季も平均25.2点、5.0リバウンド、3.9アシスト、1.1スティールとオールラウンドに活躍している。フィールドゴール成功率50.2%、3ポイント成功率38.6%、フリースロー成功率88.6%という高水準の数字を37歳で維持できる選手は、ごくわずかだ。
ゲームライクなワークアウトでショットに揺るぎない自信を植えつけ、さらに試合を徹底分析して日々アップデートし続けてきた“バスケの探究者”デュラント。積み重ねてきた努力が、歴史に名を刻むスコアラーとしての地位につながっているのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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文●秋山裕之(フリーライター)
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