専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バスケW杯

パリ五輪出場、団体球技第1号!日本は全体19位でW杯終了、全敗31位の前回から躍進の大会に【アジア勢結果一覧】

ダンクシュート編集部

2023.09.03

目標のアジア最上位を叶え、パリ五輪出場権を勝ち取った日本代表。自国開催で躍進のW杯となった。(C)Getty Images

目標のアジア最上位を叶え、パリ五輪出場権を勝ち取った日本代表。自国開催で躍進のW杯となった。(C)Getty Images

 日本代表“Akatsuki Japan”が笑顔で大会を終えた。

 日本の沖縄、フィリピンのマニラ、インドネシアのジャカルタで共催されている「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。9月2日に行なわれた順位決定戦をもって、17~32位の順位が決定した。

 カーボベルデとの最終戦。日本は前半を13点リードで折り返すと、第3クォーターには最大20点差をつけるなど主導権を握ってゲームを進行する。このまま一気に試合を決めるかと思われたが、第4クォーターに入ると突如シュートがリングに嫌われ、残り1分12秒には3点差に迫られる大ピンチ。それでも最後は攻守でチーム一丸となり、80-71で勝利を掴み取った。
 
 順位決定戦は、1次ラウンドで敗退した計16チームが4組に分かれ、そのグループ内の順位によって総合順位が決まる(グループ内1位が全体17~20位、同2位が21~24位、同3位が25~28位、同4位が29~32位)。

 通算3勝2敗でグループOの1位となった日本は、同じく3勝2敗で各グループ1位の南スーダン、フランスに次ぐ得失点差3番手の、総合19位で大会を終えた。

 各大陸の上位チームが来年のパリ五輪の出場権を得られる今大会。日本はアジア勢6チームの中で最高位という当初の目標を見事に叶えてみせた。五輪出場は2021年の東京大会に続く8回目だが、自力での出場権獲得は1976年のモントリオール大会以来48年ぶり。団体球技では国内第1号となった。

 日本以外のアジア勢では、順位決定戦で2勝をあげたレバノンが23位、主催国のフィリピンが最終戦で中国を破って24位。この2チームは来年行なわれる世界最終予選の出場権を手にしている。

 そのほかは、中国が1勝4敗で29位、イランとヨルダンは5戦全敗で31位、32位と、下位4チームのうち3国がアジア勢という結果となった。

 なお、日本はW杯(旧・世界選手権含む)6大会目にして、初めてひとつの大会で3勝をマーク。32チームが参加する現行の制度は今大会が2回目だが、前回の2019年は5戦全敗で31位。今回は1次ラウンド突破こそならなかったものの、19位ならびに初の勝ち越しと、世界の舞台で躍進を果たした。

 17~32位の総合順位と、順位決定ラウンドの最終結果は以下の通りだ。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号