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NBA

八村塁もトレード候補に?アップダウンの激しいシーズンを送るレイカーズが獲得に興味を示す選手とは――<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.19

レイカーズはここまで21勝21敗でウエスタン・カンファレンス10位。期待外れの名門はシーズン後半戦に向けて補強に動くのか。(C)Getty Images

レイカーズはここまで21勝21敗でウエスタン・カンファレンス10位。期待外れの名門はシーズン後半戦に向けて補強に動くのか。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズの2023-24シーズンは、ジェットコースターのように浮き沈みが激しい。12月にインシーズン・トーナメントの初代王者に輝いたが、その後は2度の4連敗を喫するなど失速。一時はプレーイン圏外まで後退するなど、トレードの噂も頻繁に飛び交っている。

 今季はここまで主軸の39歳レブロン・ジェームズが38試合出場、30歳アンソニー・デイビスが40試合出場と健康体をキープ。デイビスが平均25.2点、レブロンが24.7点を稼ぎ、ディアンジェロ・ラッセルが平均15.7点、オースティン・リーブスが15.1点と続く。

 しかし、シックスマン役の八村塁は鼻骨骨折や左ふくらはぎの肉離れでたびたび戦列を離れ、スタメンを任されているトーリアン・プリンス(平均9.8点、2.9リバウンド)やキャム・レディッシュ(平均6.5点、フィールドゴール成功率39.1%)も物足りなさが残る。

 1月15日(日本時間16日)にホームで行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦では、レディッシュが左ヒザの負傷で欠場。先発はラッセル、リーブス、プリンス、レブロン、デイビスという5人で挑み、112-105で勝利、さらに17日も同じ布陣でダラス・マーベリックスを127-110で下したが、ダービン・ハムHCの中で選手起用の“最適解”は導き出せたのか。
 
 トレードの最終期限日が2月8日に迫るなかで、レイカーズはスピードと運動能力を補強の最優先事項に挙げているとされ、攻守万能ガードのデジャンテ・マレー(アトランタ・ホークス)、スコアリングガードのザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)が獲得候補に上がっている。

 28歳のラビーンは足の炎症もあって今季24試合の出場にとどまっているが、『ESPN』のボビー・マークス記者によれば、それ以上にネックなのは高額年俸だという。

「少なくとも3人、場合によっては4人を放出しなければ、今季年俸4000万ドル(約59億円)のラビーンと釣り合う資金を捻出できない。ハチムラ(1575万ドル/約23億2000万円)、ラッセル(1730万ドル/約25億5000万円)、そしてもう1人だ。レイカーズは2029年のドラフト1巡目指名権をひとつ持っている。私が聞いたところでは、彼らは(レブロン、デイビスに次ぐ)3人目のMAX額プレーヤーを加えるつもりはないようだ」

 では、スピードと爆発力を備え、トランジションで力強いフィニッシャーにもなれる27歳のマレーはどうか。今季年俸は1820万ドル(約26億8000万円)で、ラビーンに比べると交渉成立の現実味はあるが、こちらも障壁はあるとマークス記者は指摘する。
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