現地時間１月22日（日本時間23日）に行なわれたNBAの試合では、各チームのスタープレーヤーたちが高得点を連発した。

　フェニックス・サンズ対シカゴ・ブルズ戦では、ケビン・デュラントが劇的な決勝ジャンパーを含む43得点を奪取。ボストン・セルティックス対ダラス・マーベリックス戦ではテイタム＆ブラウンの２大エースがそれぞれ39得点＆34得点を叩き出し、こちらも34得点を奪ったドンチッチを上回った。

　ミルウォーキー・バックスとデトロイト・ピストンズの試合では、ヤニス・アデトクンボが31得点をマーク。アトランタ・ホークス対サクラメント・キングス戦ではトレードが噂されているデジャンテ・マレーが35得点を奪った一方、伏兵ハリソン・バーンズが32得点を稼ぎ出し、キングスを勝利に導いた。

　さらにミネソタ・ティンバーウルブズ対シャーロット・ホーネッツ戦では、試合には敗れたもののカール・アンソニー・タウンズが62得点と大爆発。これはキャリアハイ＆自身が2022年３月14日のサンアントニオ・スパーズ戦で残した60得点を更新する、フランチャイズ新記録だった。
  　しかし、タウンズの62得点が霞むほどのスコアリングショーが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ対スパーズ戦で演じられた。ジョエル・エンビードが70得点の超絶パフォーマンスを披露したのだ。

　この試合、33得点と奮闘した“NBAの未来”ヴィクター・ウェンバンヤマに見せつけるかのように、シクサーズの主砲は第１クォーターから大暴れ。いきなり24得点をマークすると、その後も内外問わずあらゆる方法で得点を重ね、第３クォーターは25得点、そして第４クォーター残り１分41秒にはトランジションからレイアップを決め、70得点に到達した。

　これはもちろんキャリアハイで、シクサーズの球団史においても、1967年12月16日のブルズ戦で“怪物”ウィルト・チェンバレンが叩き出した68得点を上回るフランチャイズレコード。また、70点ゲームは史上９人目の快挙だった。