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NBA引退のルビオがキャリアの転換となった大ケガを回想「この頃は無敵だと思ってた」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.31

1月頭にNBA引退を表明したルビオが、ルーキーイヤーに負った大ケガを回想した。(C)Getty Images

1月頭にNBA引退を表明したルビオが、ルーキーイヤーに負った大ケガを回想した。(C)Getty Images

 現地時間1月4日(日本時間5日、日付は以下同)、リッキー・ルビオがNBAからの引退を表明した。

 2005年、14歳の時に母国スペインリーグでプロキャリアをスタートさせた天才少年は、2009年のNBAドラフトでミネソタ・ティンバーウルブズから1巡目5位指名を受けると、その2年後の2011年にデビュー。卓越したスキルと独創性あふれるパスセンスでポイントガードとして活躍し、ウルブズ、ユタ・ジャズ、フェニックス・サンズ、またウルブズ、そしてクリーブランド・キャバリアーズと渡り歩いたのち、12年間のNBAキャリアに幕を下ろした。

 そんな“スペインの神童”が初めて大ケガを負ったのが、ルーキーイヤーの2012年3月9日に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦。試合終盤、コビー・ブライアントと激突した際に左ヒザの前十字靭帯を断裂してしまう。
 
 この年、オールルーキー1stチームに選出されるだけの好プレーを見せていたなかで、いきなり訪れた試練。故障から12年の時を経た今年1月29日、『The Athletic』のインタビューでルビオは当時の胸中を明かしている。

「この頃は無敵だと思っていた。あのケガが起きた時も、僕には影響ないと周囲に言っていた。僕は戻ってくる。能天気だったとは言わないけど、上手くいかないとは思わなかったよ。

 ケガをしたあの日のことをいつも考えている。すべてのことには理由がある。そして時々、そのことを考えるんだ。あのシーズンはとても楽しくて、だからこそ信じられなかったよ」

 ルビオのメンタルやプレースタイルに変化をもたらした2012年の大ケガ。もしこのアクシデントがなかったら、彼のキャリアはまったく別のものになっていたかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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